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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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8月4日 ワークショップについて

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シンポジュウムとワークショップについて              2017/08/0310:12 日本水中科学協会が、一般社会、及び会員に直接に関わり、知ってもらう活動としてシンポジュウムとワークショップがある。  まず、次回のワークショップについて、 8月28日 東京江東区古石場文化会館       PM19時ー21時 JAUS 第17回 ワークショップ 第一回 海洋研究調査ワークショップ 「海洋研究調査における放射能調査」
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理化学研究所 守屋繁春 氏
発表概要 日本水中科学協会は、守屋氏の研究を支援して、2011年当時、第一原発直近で潜水が許された久ノ浜に潜水し、守屋氏はバイオフィルムなどを中心とする採集とその研究を行い、日本水中科学協会は、海底の放射能調査を行った。調査の組み立て、実施 調査の成果、今後の調査への反映について発表する。☆ 放射線測定機器製作メーカー アズテック代表高野道夫氏 (水中科学協会会員)2011年、上記久の浜調査の結果をふまえて、高野氏を中心として、水深60mまで、ダイバーが持って入れるスペクトル分析装置の開発を行ってきた。 発表概要 スペクトル分析器とは何か、何ができるのかを中心として、放射能と放射性物質の海底での、今後の調査の方法について  今回、第17回のワークショップは、一般レクリエーショナルダイバーにとっては縁の遠い話のように受け取られるかも知れない。しかし、スクーバダイビングは、知的活動であり、ダイビングを通じての社会への貢献も目的であるとすれば、このようなワークショップへの参加は、意義のあることと考える。是非参加してください。 申し込みは、jaus.jp より。   ☆★☆  スクーバは、1943年、フランスのジャック・イブ・クストーのプロデュースで出来上がったアクアラング(商品名になった)を源にしている。日本に輸入されて来たのは、1950ー1953年であり、一つは軍用、海上自衛隊(当時は保安隊)の機雷処分のため、一つは、1953年、東京水産大学の小湊実習場でアメリカの海洋学者      によって、その使い方の講習が行われた。もう一つは米軍関係者が余暇の遊びで、近辺の日本の青年に紹介した。すなわち、軍用、科学研究用(水産を含む)、遊び、の三つである。更にもう一つ、ジャック・イブ・クストーが制作した「沈黙の世界」という映画も紹介された。すなわち、撮影のための潜水機である。  科学研究は、二つある。一つは専門の研究者による研究であり、もう一つは一般の人が、楽しみのために研究をすることである。科学の種類によっては、とうてい研究者以外は理解できない先進のものもあれば、楽しみになる科学もある。自然観察、特に海の自然観察は、専門の研究者ではないダイバーになじみやすいものである。 日本水中科学協会では、これまで、人工魚礁調査研究会、東京港水中生物研究会 二つの研究会を主催して、成果を発表している。科学研究として、専門レベルとして、必ずしも満足していない。その理由は、調査の方法について、研究者が直接関わって、研究を進めて来ていないことが一つの反省点である。 それが、今回のワークショップ企画の原点である。 現在進行中、もしくは、進行させることができるものについてワークショップを行い、計画を充実したものにするととともに、検討を重ねて行きたい。  計画を進めるとき、PDCA と言う言葉をよく耳にする。Plan Do Check Action  計画、実施、検討 改善のサイクルである。 PDCA をどこでやるか、その方法論も含めてワークショップで行う。また、日本水中科学協会ワークショップのこのサイクルは、他の海の研究にも、通用、流用できる可能性も大きいことから、公開して進めることにした。 ☆★☆ ダイビングでは、常に危険と安全の問題がつきまとう。日本水中科学協会の使命、目指すところの一つは、科学研究のためのダイビングについて、オペレーションマニュアルを作ることである。  オペレーションマニュアル、運用マニュアルとは、計画の詳細の文書化、知識化である。 計画の不在が事故に至る王道である。計画の無いところ、不適切なところに事故が起こる。科学調査における、この危険と安全確保分野が日本水中科学協会が担当するべきものであり、ワークショップでも常に留意、取り上げて行く。  なお、このスタイルのワークショップは、その方法論を確立できれば、あらゆるダイビング分野に拡大することが可能である。  ☆★☆ これに先だって 7月30日 JAUS第16回ワークショップが、開催された。担当は杉山英雄理事で、テーマは「眼とダイビングについて」講演は近藤美紀子先生。とても良い講演で、参加者全員(19名)が満足し質問も多かった。全貌をここで説明はできないが、僕の質問は、ダイバーが眼の保護のために常用する目薬として、おすすめは?「ケースバイケースだが、ドライアイでなくても、ドライアイ用の目薬が良い」その他、コンタクトレンズの問題についての質問も多かった。 そして、講演者と出席者の親睦をはかることができた。 海洋研究調査ワークショップの他に良いテーマがあれば、このスタイルも続行したい。  今度の海洋研究調査ワークショップは、20名を目安に募集している。成果の拡大、拡散については、シンポジュウムとその報告書で行いたい。

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