何人かの友人は、デマショウにでかけた。僕は、今村さんの、「減圧症が2000年を境に激増した」という講演を聴きに行く。このような個人の講演としては、空前と言える人を集めた。そして、2時間半を越える話を眠りもせずに熱心に聞いている。だから、なに?というわけではないが、やはり、いろいろな意味でなに?を考えなくてはいけない。聞く人が、何?を考えてくれれば、その講演は成功といえる。
ダイブコンピューターという道具について、その普及につれて、減圧症が増加したということは、大事な事柄で、それぞれのダイバー、そして、リーダー的な立場にある人が考えなくてはいけない事柄だ。 今村さんの話された結論の部分に異を唱えるものではない。正しい結論の一つである。 しかし、それはそれとして、それぞれが自分のポジション、自分の視点で考えなくてはいけない、と言う意味でかんがえている。 解決方法の一つは、ダイブコンピューターを使わない、と言うこと、そんな!と言うかも知れないが、潜水士テキストではそれに近い結論を出している。買うな!ということではない。必須でもある。たよるな!ということだ。テーブルで計画を立てて、それを時計と水深計で、確認して潜水する。いまさら水深計など見かけることもない。ダイブコンピューターを計時+水深計として使う。 正確な水深計は必要だからその意味からダイブコンピューターは必須である。潜水士テキストは、ダイブコンピューター以外に水深計は手に入らない、入りにくいと言うことを知らない。あるいは無視している。 ダイブコンピューターを手に入れてしまえば、無減圧限界をどうしても見てしまう。見てしまえば、それに左右されてしまう。無減圧限界を頼るな、と言うことで、セフティストップをする。セフティストップを確実にする道具としては、ダイブコンピューターが有用である。セフティストップをするという前提で無減圧限界を守れば、減圧症になる可能性は小さくなるはずだ。なのに、減圧症が激増する。 今村さんは、M値の遅い組織に窒素をためるな、ダイビングの中程、あるいは後半で深いパターンの潜水をするな、という。これは全く正しい。もう一つ、ボックス型の潜水はいけないというが、これはカメラマンにとっては不可能だ。途中で深く入るな、というのも、やめることは、ほぼ無理だろう。
図の潜水、まず25mまで潜り、後は15m前後ですごして、階段的に浮上する。
レクリエーショナルダイビングで最も普通のパターンだ。ならば、どこをどう変えれば
良いのか。議論が欲しい。このパターンを検討する意味で、右側のM値のバーは有効で、これを表示するダイブコンピューターは意味がある
M値の遅い組織に窒素をためるな、わかりやすく言えば、一日に2回以上潜るな、ということだろう。できるかできないかは別の問題であるが少なくとも減圧症は覚悟してやりなさいと言うことだろう。 リサーチダイバー、カメラマンはボックス型は避けられないし、ガイドダイバーは、一日2回限定では仕事にならない。減圧症になりやすい人と、なりにくい人がいる。なりやすい人は、職業的な適性がないといえるだろう。 現時点としての、僕の結論は、計画重視で、その計画の立て方については、最新ダイビング用語事典Ⅱで詳述しようとしている。計画の立て方については、M値は重要なファクターになる。 そして、やはり、一日2回以上の潜水計画は立てにくい。 自分の潜水を振り返ると、30m以上の潜水については、まず問題はない。テーブルをみて、良いと思えるプロファイルで潜っていた。 危ないのは25m前後の潜水で、いくつかのヒヤリハットがある。ダイビングについてだけ言うと、ヒヤリハットは油断の結果であり、計画を立てた上でのヒヤリハットは、無い。ダイブコンピューターは無計画になる道具であった。 結果として、僕は、減圧症にはなりにくい人だった。ダイブコンピューターの警告音は聞こえない。(難聴のため)ほとんど無視しても、減圧症にはかからなかった。 僕の視点から見ると、減圧症の罹患は、ヒューマンファクターが大きい。今村さんの講演でも、まず、個人差を挙げている。 今村さんの言う、遅い組織に窒素をためるな、その目安として、M値をバーグラフで表し、幾つかの警告を表示すダイブコンピューターは有効であり、彼の理想、夢の実現が、近い将来に実現する事をねがっている。
ダイブコンピューターという道具について、その普及につれて、減圧症が増加したということは、大事な事柄で、それぞれのダイバー、そして、リーダー的な立場にある人が考えなくてはいけない事柄だ。 今村さんの話された結論の部分に異を唱えるものではない。正しい結論の一つである。 しかし、それはそれとして、それぞれが自分のポジション、自分の視点で考えなくてはいけない、と言う意味でかんがえている。 解決方法の一つは、ダイブコンピューターを使わない、と言うこと、そんな!と言うかも知れないが、潜水士テキストではそれに近い結論を出している。買うな!ということではない。必須でもある。たよるな!ということだ。テーブルで計画を立てて、それを時計と水深計で、確認して潜水する。いまさら水深計など見かけることもない。ダイブコンピューターを計時+水深計として使う。 正確な水深計は必要だからその意味からダイブコンピューターは必須である。潜水士テキストは、ダイブコンピューター以外に水深計は手に入らない、入りにくいと言うことを知らない。あるいは無視している。 ダイブコンピューターを手に入れてしまえば、無減圧限界をどうしても見てしまう。見てしまえば、それに左右されてしまう。無減圧限界を頼るな、と言うことで、セフティストップをする。セフティストップを確実にする道具としては、ダイブコンピューターが有用である。セフティストップをするという前提で無減圧限界を守れば、減圧症になる可能性は小さくなるはずだ。なのに、減圧症が激増する。 今村さんは、M値の遅い組織に窒素をためるな、ダイビングの中程、あるいは後半で深いパターンの潜水をするな、という。これは全く正しい。もう一つ、ボックス型の潜水はいけないというが、これはカメラマンにとっては不可能だ。途中で深く入るな、というのも、やめることは、ほぼ無理だろう。
図の潜水、まず25mまで潜り、後は15m前後ですごして、階段的に浮上する。
レクリエーショナルダイビングで最も普通のパターンだ。ならば、どこをどう変えれば
良いのか。議論が欲しい。このパターンを検討する意味で、右側のM値のバーは有効で、これを表示するダイブコンピューターは意味がある
M値の遅い組織に窒素をためるな、わかりやすく言えば、一日に2回以上潜るな、ということだろう。できるかできないかは別の問題であるが少なくとも減圧症は覚悟してやりなさいと言うことだろう。 リサーチダイバー、カメラマンはボックス型は避けられないし、ガイドダイバーは、一日2回限定では仕事にならない。減圧症になりやすい人と、なりにくい人がいる。なりやすい人は、職業的な適性がないといえるだろう。 現時点としての、僕の結論は、計画重視で、その計画の立て方については、最新ダイビング用語事典Ⅱで詳述しようとしている。計画の立て方については、M値は重要なファクターになる。 そして、やはり、一日2回以上の潜水計画は立てにくい。 自分の潜水を振り返ると、30m以上の潜水については、まず問題はない。テーブルをみて、良いと思えるプロファイルで潜っていた。 危ないのは25m前後の潜水で、いくつかのヒヤリハットがある。ダイビングについてだけ言うと、ヒヤリハットは油断の結果であり、計画を立てた上でのヒヤリハットは、無い。ダイブコンピューターは無計画になる道具であった。 結果として、僕は、減圧症にはなりにくい人だった。ダイブコンピューターの警告音は聞こえない。(難聴のため)ほとんど無視しても、減圧症にはかからなかった。 僕の視点から見ると、減圧症の罹患は、ヒューマンファクターが大きい。今村さんの講演でも、まず、個人差を挙げている。 今村さんの言う、遅い組織に窒素をためるな、その目安として、M値をバーグラフで表し、幾つかの警告を表示すダイブコンピューターは有効であり、彼の理想、夢の実現が、近い将来に実現する事をねがっている。