9月15日 昨日二回目の潜水で潜降、浮上ができたので、二日目は、随分楽な気持ちになれた。タンクの残圧は、左が70 中央が150, 右が50だった。空気が減ったときのバランスを知りたい。中央の150をまず吸うことにした。タンクが軽くなったので、4キロのウエイトをハイブリッドのBCのハーネス部分に着けた。 昨日2回めの潜水では、杉山さんのトップの指示がよく聞こえたのでトップをやってもらう。指示について打ち合わせをする。昨日、水深の読み取り報告は、上でよく聞こえたが、その他、喋っていることは、早口で聞こえていない。もっとゆっくり喋れという。ニュース・ステーション時代、マイクテストは、潮美を除いては、僕の声がよく通ったのに、これも高齢のためか。山本さんには、サポートと通話、撮影、あとで映像の整理をしてもらうのと、ロゴシーズを使っての水面と山本さんの通話をテストしてもらう。もり沢山だ。 15日一回目は、荒川さんが、潜降索として、水深35mのC魚礁に新しいロープを付けてくれた。付着生物の付いたロープではしっかり握ることができない。 潜降索を使えば楽にできるのだが、自分としては潜降索無しでトレーニングしたいとおもっている。しかし、とにかく潜降索を新しくしてもらった。 ハイブリッドタンクに、何時もインターバル撮影で使っている、浮きとウイングのカメラをつければよかった。支度しているときに持っていこうかと思ったのだが、最初のことだし、仕事を増やすのは嫌だな、と持ってこなかった。後悔している。その代わり、といことで、ハイブリッドのゲージ部分にウエアラブルカメラをゴムバンドとビニールテープで取り付けた。この部分は向きを変えられるので、撮影できるだろう。それに、意表を付くような絵が取れているかもしれない。ここには、GOPRO2を取り付け、手持ちのライトにSJをつけた。 船の上で潜水準備 マスクの額の上のベルトがよく締まらない。どうもしっくり来ない。でも、何とかなるだろう。 ハイブリッドタンクを先に入れて、自分はバックエントリーで飛び込んだ。一応手でマスクを抑えて飛び込んだのだが、それほど力を入れて抑えていなかったので、マスクがずれて、額の部分からオーバーフローしている。慌てて額を抑えたが、顎の部分が少し空いて、水が入り、水しぶきのように顔にかかり、セカンドステージからフリーフローが始まった。額の部分からの漏れが多くなると、圧力差でフリーフローするのだ。マウスピース代わりの口当てゴムを唇に当てればマウスピースとおなじになり、フリーフローは止まるはずだが、エントリー直後は安定しないので、余裕がない。 いそいで、梯子に戻り、マスクの不備を言って、スパイダーベルト(マスクを顔に固定するベルト)を締めてもらい、顔に合わせた。それでもしっくり来ない。しかし、ハイブリッドタンクはすでに荒川さんがキープして下で待っている。ケーブルの長さは8mあるのだから、自分が先に入ってマスクをチェックして、それからタンクを入れた方が良い。
とにかく自分もドライの空気を抜きながら、潜降索まで泳いで行き、潜降索につかまって潜降をはじめた。マスクの調子が悪く、自分も調子が悪くなったが、潜降索につかまっての降下は楽で、片手で潜降索片手で、ハイブリットBCのコントロールも楽にできる。 なおこの日の潜水から、知り合いの水中カメラマン、谷原さんが、波佐間に遊びに来ていて、一緒に潜ってくれた。一緒にと言っても、やたらにカメラを向けられているだけだが。 昨日よく聞こえた、水面からの指示が全く聞こえない。何かを言っていることはわかる。こちらからは、深度の読み取りと、残圧とかを報告しているが返事が聞こえていない。マスクをなおしたときに、マイクの位置がずれてしまっているのだろう。 まっすぐに35mに降りて、海底にタンクを置いて、魚礁の撮影を少し、ニコンAWだが、しっかり撮ることはできない。マスクの調子が不安だ。もしも、ここで大量の浸水があれば、呼吸の確保ができるだろうか?額の部分を強く押しつければ水は下からでるから大丈夫とは思うが、気持ちとして、余裕がない。 センターの150で呼吸しているが、マスクのトラブルなどで空気を消費しているのでエアーをチェックした。70になっている。トップに連絡して、全てのバルブを開いた。全体の圧は、均されて50になったが、タンク3本だから、30リットルの50キロで余裕はあるけれど、浮上することにした。 しっかりした潜降索に掴まつての浮上は、マスクが不調であってもハイブリッドBCを操作して、安定して浮上できる。 しかし、マスクの不調で、身体は消耗した。がっくり疲れた顔をしていたのだろう。 港にもどり、もう一本、行きますかとたずねられた。これでやめるわけにはいかない。行くことにする。 2回目の潜水 もうワンダイブ、昨日の2回目と同じ、20mのドリームの脇にもぐることにした。 マスクを換えてみることにした。マスクは二つ持っている。顔に当ててみると、こちらの方がしっくりくる。こちらが、僕の顔に合わせたマスクだったのだと、思い出した。どちらも同じだと思っていた。スパイダーも一人で締められるように調整したことを思い出した。ハイブリッドのプールテストを始めるさらに前、JAMSTECのプールで練習したときのことなので、忘れていた。これが今回の忘れ物だった。 ベルトもきっちり締まるし、調子が良い。 マイクの位置もこめかみに近くしたら、良く聞こえる。 タンクを新しいものに換えた。 空気圧が、少なくなった時に浮かないように4キロのウエイトを着けてバランスをとるように、ウエイトベルトをタンクに巻いてある。綿密な計算などできないので、試行錯誤で決めている。 水に入るのが、タンクが先か、自分が先かも考えなければならないテーマだが、マスクの調子を見る意味もあって、自分が先に飛び込んだ。一回目はハイブリッドタンクを先に入れたので、マスクなおしにあわてた。マスクはしっかり押さえて飛び込んだ。一回目とは段違いに快調だ。 タンクを降ろしてもらうと、すぐに沈み始める。BCに空気を一杯に入れるが沈んでしまう。荒川さんがキープしてくれるがそれでも5mは下に行っている。 水深20mなので、今回は潜降索を使わない降下のつもりだ。ヘッドファーストで追ってみた。フルフェースマスクではヘッドファーストは無理と考えていたが。何とかできて追いついて、自分でインフレーターを手にして、荒川さんのキープを手放してもらった。
BCに空気をいっぱいに入れるが、それでもまだ沈んで行く。4キロのウエイトがオーバーなのだ。これも2キロで良いことがわかった。潜降索はないので、電話で、ケーブルをださないようにキープしてもらいながら潜降する。船上との通話はクリアーに聞こえる。ケーブルキープはトップ(船上のオペレーター)が、通話と二つやらなければならないのでちょっと難しい。ケーブルキープでの潜降浮上は、もう一人ケーブルマンが必要だろう。 35mだったら落下が怖いから、潜降索が必須だったがドリーム魚礁で20mだから、泳ぎながら斜めに潜降する。水面からのテンションを押して泳ぐのは重い。魚礁の上に軟着陸するつもりだったが着陸できず。とりあえず海底まで行ってしまう。23mだ。 海底にタンクを置いて泳ぎ回る。全然快調だ。 なお、今回は無線通話機のロゴシーズは、海底のダイバーと水面のトップの交信をテストしたが、交信は成立しなかった。僕に余裕がなかったので、自分には着けていないが、この状況ならば、できたかも知れない。次回までにもう少し練習して、やってみる。有線と無線通話のコラボで全員が話をするテストもこの潜水の大きなテーマである。だからのフルフェイスマスクなのだ。マスクも決まったので、取り付けを考えよう。 ハイブリッドを魚礁の中に持ち込んで、魚礁の奥に入っていこうとしたが、ハイブリッドは、奥まではもちこまなかった。もっと奥まで持ち込むこともできる。
ハイブリッドを持っての中性浮力を試みる。静止は難しい。ドリームの最上部に着底して、ハイブリッドに取り付けたカメラに自分が写るようにして、自分の動きを撮影した。 浮上にかかると、意外にも潮があって流される。潜降索はない。ケーブルで引いてもらいながら泳ぐ。凧揚げのように吹き上げられるかと思ったが、そんなことはなかった。でも、泳ぐのはバランスの取り方に苦労する。水深8mまで浮上したので、タンクを手放して、引き揚げてもらい、自分だけで泳いでいく。形式的だが純酸素での減圧停止をする。 この4回目の潜水で、かなり自立したし、80%、イメージに近い潜水ができた。もちろん試行錯誤が目標だから不備をずいぶん見つけることができた。
BCに空気をいっぱいに入れるが、それでもまだ沈んで行く。4キロのウエイトがオーバーなのだ。これも2キロで良いことがわかった。潜降索はないので、電話で、ケーブルをださないようにキープしてもらいながら潜降する。船上との通話はクリアーに聞こえる。ケーブルキープはトップ(船上のオペレーター)が、通話と二つやらなければならないのでちょっと難しい。ケーブルキープでの潜降浮上は、もう一人ケーブルマンが必要だろう。 35mだったら落下が怖いから、潜降索が必須だったがドリーム魚礁で20mだから、泳ぎながら斜めに潜降する。水面からのテンションを押して泳ぐのは重い。魚礁の上に軟着陸するつもりだったが着陸できず。とりあえず海底まで行ってしまう。23mだ。 海底にタンクを置いて泳ぎ回る。全然快調だ。 なお、今回は無線通話機のロゴシーズは、海底のダイバーと水面のトップの交信をテストしたが、交信は成立しなかった。僕に余裕がなかったので、自分には着けていないが、この状況ならば、できたかも知れない。次回までにもう少し練習して、やってみる。有線と無線通話のコラボで全員が話をするテストもこの潜水の大きなテーマである。だからのフルフェイスマスクなのだ。マスクも決まったので、取り付けを考えよう。
ハイブリッドを持っての中性浮力を試みる。静止は難しい。ドリームの最上部に着底して、ハイブリッドに取り付けたカメラに自分が写るようにして、自分の動きを撮影した。 浮上にかかると、意外にも潮があって流される。潜降索はない。ケーブルで引いてもらいながら泳ぐ。凧揚げのように吹き上げられるかと思ったが、そんなことはなかった。でも、泳ぐのはバランスの取り方に苦労する。水深8mまで浮上したので、タンクを手放して、引き揚げてもらい、自分だけで泳いでいく。形式的だが純酸素での減圧停止をする。