11日お台場。 レギュレーター、2台が、瀬戸内海から、戻りの途中である。少し前には10台整備していた。せめて4台は使えるようにしておきたい。 6台をお台場に持って行き、現場で組立てようと考えた。お台場用はオクトパスは不要だ。水深4m以上には潜らない。なんとかやりくりして4台まとめた。 撮影は、マスクマウントのマスクが、瀬戸内海からの戻り道。マンティスのマスクマウントを式根島でテストしたのに、事務所に忘れてきた。なぜか、スフェラをカメラと一緒に持ってきている。式根島でマンティスでスキンダイビングをしたら、マスクが圧された。辰巳の5mで問題ないのになぜだろう。スフェラをまだ海で使ったことがない。使ってみようとバックに入れたものだった。スーパーワイドがドライのバックに入っているが、スフェラにしてみよう。
では、SJをどうやって使おうか。 イノンのライトにビニールテープでくくりつけて、ステイに取り付ける。こうすれば、ライトを照らした部分は写る。なかなか、良さそう。 そんなことをしているうちに、みんな出てしまって、鈴木も支度をしている。ドライを着ても、自分でファスナーが締められない。引き留めて、大急ぎで着て、締めてもらう。しかし、鈴木くんはそのまま行ってしまったので、タンクを背負うのは一人でやらなくてはならない。7キロのベスト、2キロのベルト、1、4キロのレッグ。どうにか、タンクを背負って、ドライのインフレーターを繋ぐ。突然、空気がはぜた。空気が噴出する。あわててタンクをはずして空気を止める。30キロは、無駄にしてしまった。砂浜で採集していた尾島さんが駆けつけてきてくれた。パニック状態の僕は、高圧のプラグに中圧を繋いだとおもった。違う。インフレーターホースのオーリングが切れていたらしい。これまで、経験したことが無かった。 尾島さんにサポートしてもらって、タンクを背負い、砂浜まで歩き、歩いてエントリーすると、転んで、また肉離れを起こすのが怖い。膝を付いて後ずさりして、水に入る。カメラチェック、液晶の表示「SDカードを入れてください」やってしまった! 尾島さんにお世話になり入れてきてもらう。 ようやく、出発。スフェラのカーブしたレンズでみると、プールでは、なれていても、遠近感が違う。でもライトに着けたsjの2インチの液晶で海底を見ながら進む。透視度は30ー40cmだろう。空気を飛ばしたので、残圧は110だ。スノーケルは着けていないので、仰向けになって泳ぎ、柱の列まで行く。 SAPの人たちのグループが水面に浮いて遊んでいたので、潜ることを告げると気持ちよく場所を譲ってくれた。 杭の列 マハゼ SJ4000
マハゼ ニコンAW
杭の列は、僕のイメージでは天然礁としている。杭の付着生物はこの時期汚い。ていねいに隙間を見ていく。ライトを当てた部分はSJが動画で撮っていてくれるのでなかなか良い。マハゼが居るが、例年より一回り小さく、数も少ない。杭の列地帯、合計で20尾くらいか。何尾かニコンで撮る。シマイサキもメバルも、トサカギンポも見えない。 戻り道、山の手(水深、70cmぐらいの岸沿い)を通り、下町(水深2mまでの、牡蠣殻を敷き詰めたような海底)に降りて、最後にヘドロに降りるコースをとる。 湧き水が染み出しているかもしれない岸近く山の手にも魚が少ない。ここにマハゼが群れていたのは、いつのことだったのだろうか。そして、牡蠣殻が一面の下町もマハゼは見えるが、アカオビシマハゼ、チチブなどのハゼは見られない。牡蠣殻の中に潜んでいるのだろう。今日も、杭の列にも山の手にもイシガニの姿は見られない。 ヘドロの底に降りて、ヘドロの上を進む。硫黄バクテリアは白い斑点のようにヘドロを覆っている。魚の類は見えない。
エキジット、また尾島さんが助けに来てくれる。手をさしのべてくれるが、大丈夫と言って一人であがろうとする。このごろ「大丈夫」と言う回数が増えている。カメラだけ渡して、膝立ちにになって後ろ手でフィンをはずす。なかなかはずれないので、後ろにこけてしまった。波も流れも無いところで、砂浜だから良いけれど、ゴロタ石には上がれないな。 フィンの片方が見あたらなくなった。さあ大変だ。手探りで探す他ない。しばらくがんばったが、これも尾島さんが見つけてくれた。後は自力で立ち上がり、歩いて水道口まで行ってタンクとウエイトをはずした。 東大卒業お台場で論文を書いて、博士になった杉原さんが赤ちゃんをつれて、夫婦で遊びに来てくれている。僕がエントリーする時に来てくれたのだから、海からあがるのを待っていてくれたのだ。待っていてくれても、子供をあやすのはとくいではない。それでもSJを向けたら、少しばかりあそんでくれた。おもちゃだと思ったのだろう。 撮影だが、イノンライトにビニーるテープテで取り付けたSJは、何かにあたって、ポロリと落ちた。ビニテに差し込んでも不安定なので、手で押さえて撮影した。そうか、ゴムバンドで止めれば良いのだ。 マハゼを撮った比較、ブログの画面では差がない。この濁りでは、撮影距離10cm以内に寄らなければシャープには写らない。おかしなことで、澄んだ感じの濁りと、濁っている濁りがある。写真に撮るとその違いがわかる。今日の濁りは濁っている。
杭の列は、僕のイメージでは天然礁としている。杭の付着生物はこの時期汚い。ていねいに隙間を見ていく。ライトを当てた部分はSJが動画で撮っていてくれるのでなかなか良い。マハゼが居るが、例年より一回り小さく、数も少ない。杭の列地帯、合計で20尾くらいか。何尾かニコンで撮る。シマイサキもメバルも、トサカギンポも見えない。 戻り道、山の手(水深、70cmぐらいの岸沿い)を通り、下町(水深2mまでの、牡蠣殻を敷き詰めたような海底)に降りて、最後にヘドロに降りるコースをとる。 湧き水が染み出しているかもしれない岸近く山の手にも魚が少ない。ここにマハゼが群れていたのは、いつのことだったのだろうか。そして、牡蠣殻が一面の下町もマハゼは見えるが、アカオビシマハゼ、チチブなどのハゼは見られない。牡蠣殻の中に潜んでいるのだろう。今日も、杭の列にも山の手にもイシガニの姿は見られない。 ヘドロの底に降りて、ヘドロの上を進む。硫黄バクテリアは白い斑点のようにヘドロを覆っている。魚の類は見えない。