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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0229 お台場の牡蠣

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   お台場の、僕たちのフィールドの地形、石垣の崩れたような転石場から、石がまばらにな る斜面、干潮時に1mから、2ー3mのヘドロに至る海底は、ま牡蠣が一面に覆っている 。死殻にいきている牡蠣がついていて、その牡蠣が死んで、また新しい牡蠣が付く、その 消長を20年記録しただけで、たいへんな価値があると思うのだが、やっていない、そう いう発想がなかった。牡蠣の海底をライン撮影調査を始めた所以である。二月、生きてい る牡蠣が多い。表面の3割は生きている。
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ここで潜水調査をはじめたのが196年だがそのころには、この牡蠣があっただろうか。牡蠣は夏に産卵して付着する。そして、何か岩とか、牡蠣の死に殻に着生して、翌年の夏には産卵する。このように繰り返して、死殻が堆積すれば、牡蠣礁 と呼ばれるような大きなものになるが、ここお台場では底までには至っていない。ということは、この場所で牡蠣の着生と成長のサイクルが繰り返されるようになってから、それほどの時日がたっていないのではないだろうか。
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 また牡蠣は貝戸しては、大きな水の浄化作用を持っていて、下水道局などでは、僕たちのフィールドの反対側に大規模な筏を作って、牡蠣の養殖のようなことを行い、水の浄化をはかった。多分、その筏の付近では水が浄化されたことと思うが一過性のものであり、養殖筏を取り去ってしまえば、元に戻る者と思われる。そして、2年ほどでこの実験は終わってしまった。

多分、こちらの調査フィールドの海底の真牡蠣もこの周辺の水を浄化しているのかもしれない。そうだとすれば、これが自然天然であることから、期待がもてるかもしれない。しかし、夏の貧酸素の時には、死に絶えると予測される。また、秋口には、一面の茶色い付着生物で覆われて、牡蠣の殻がみえなくなる。昨年12月からラインを引いて上を撮影する事を始めた。その目的性が明確ではなかったが、これから先は、牡蠣をターゲットにして、3月にはその分布の測量をして、十字に深浅交差するラインと、牡蠣殻地帯のを特定して、推移を見るとともに、浄化効果の測定として、何ができるのか検討を始める。

フェイスブックから トピックス

朝のスズガモ
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今日お台場で撮った魚、僕が見つけたのではなくて、尾島さんです。波打ち際に沢山居たおうです。未だ。魚は稚魚で、出てくるのは4月です。3月はポチポチかな。
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