サーフェスコンタクトを追求してきた。
サーフェスコンタクトとは何だ。
サーフェスコンタクトという言葉があるのか?自分たちが編纂した最新ダイビング用語事 典にも、PADIの百科にもない。水面との連携とでもいうか?、命綱は、その中で、一番具 体的直接的、物理的なものである。. wiki にも当然無い。どこで耳にした言葉なのだろう ?まさか、自分の造語ではないと思う。しかし、これが一番、自分の感覚としてあってい る。だから、このまま使ってしまおう。
水面、自分の帰り着く基地、出発点との繋がりはダイビング運用で最も大事なことだ。 基地との接触を失ってしまえば帰り着けない。ダイビングとは、つまるところ、基地に 帰り着く、戻り着くことが必須、絶対的な行動なのだ。主発する前に、そして、出発後も 、戻り着くまでは、そのことが何よりも最優先する。戻り着くまでに何が出来るか、が勝 負のスポーツ、行動なのだ。
よく、パニックの話をする。パニックにも色いろあるが、直接物理的に自分の身体に受 ける衝撃でのパニックと人間の想像力による心理的なパニックがある。
その前に、パニックの定義だが、直接自分の身体に受ける衝撃は、死の恐怖であり、パ ニックの先にあるものだ。先日の安全潜水の会でパニックの説明があったが、すべて、事 故直前状態のことだった。もちろん、それもパニックだがもう一つの想像力によるパニッ クは、物理的、身体的には衝撃は受けていないが、基地に戻れないのではないか、と想像 、予想することによって起こるパニックだ。
すなわち、これを昔、「お家に帰れない心配症候群」と呼んだりした。自分の位置、自 分の状況がわからなくなる。僕の場合は、バディと離れてしまって、バディが事故状態担 っているのではないか、という心配が、一番数多く起こったパニックだった。一人で潜っ ていれば、こんなパニックはない。バディを連れて基地に帰れない心配、これもサーフェ スコンタクトだ。
これは心理的なものだが、物理的、物質的には、アンカーロープもサーフェスコンタク トの一つだ。ダイビングを始めて、最初の危機一髪だった大学4年の時の人工魚礁調査の出来事では、頭上にアンカーロープがあったために助かった。なお、アンカーロープは、水深の三倍の長さを伸ばすから、ずいぶん広い範囲のサーフェスコンタクトだ。
各ダイビングポイントに設置してあるブイもサーフェスコンタクトだ。船から下りづな を下ろす、減圧用のロープを垂らすことも、サーフェスコンタクトになる。ダイビングポ イントに張り巡らされているガイドロープも基地に帰り着く手段だ。時折、不慣れのポイ ントで、ガイドラインを読み間違えて、空気が残り少ないのに潜降ブイに辿りつけないと 、減圧停止ができないのではないかとパニックになる。昔は無減圧範囲であれば減圧症に なることはなかった?少なくとも自分の周囲では、無減圧範囲で減圧症になったダイバー はいなかった。だから、空気が無くなれば、無くなりそうになれば、どこからでもまっす ぐに浮上した。ボートダイビングの場合、ガイドラインに迷って、かなり離れたと思って 、浮上しても、ボートとの距離は100m以内の場合がほとんどだ。
これも昔話だが、千葉県の金谷で潜っていて、ずいぶん離れて空気が無くなって浮上し たら、岸の自動車が豆粒のように見えて、パニックになったことがある。
今では潜降索、サーフェスコンタクトに浮上しなければならないから、なくなりかけ て空気で戻る道、戻る場所を探しまわる。見つからなくて空気が無くなって急浮上という 馬鹿なことも実際に起こりえる。
巻き尺ガイドライン
今、練習船豊潮丸で早稲田の学生と潜る場合、ゴムボートのアンカーを入れて、そのアンカーから 、80mの巻き尺を伸ばす。この巻き尺ラインが見える範囲、見えなくなっても、どこに ラインがあるかわかる状態で行動する。これで、まずアンカーに戻れないことはない。こ れもサーフェスコンタクトである。
どのようにサーフェスコンタクトをとって、常に自分の帰り着くための方向、戻る時間 を考えに入れて行動する。
昔のテレビカメラはビデオ信号をケーブルで送っていた。
中性浮力の有線通話を使った体験ダイビング
自分のグループ、チームにも、コンタクトを失わないように、コンタクトを用意する。
少し難しい潜水の場合、例えば深い潜水、初心者が多い場合、などでは必ず具体的な命 綱を用意する。
今、お台場の潜水では、水深が2m以内だが、必ず一人一個ずつの、浮きを曳航しても ぐる。水面から浮きを見れば誰がどこにいるかわかる。海保への安全対策計画書は、サー フェスコンタクトのてんこ盛りで、これでもか、これでもかというサーフェスコンタクト を要求される。
一般のレクリエーショナルダイビングのパターンで、海保に安全対策計画書を書いたら 、ほとんどの場合、潜水許可にはならない。プロの作業は、大抵の場合海保に安全対策計 画書を出すから、言葉を変えれば、サーフェスコンタクト計画書を提出することになる。
具体的であり、最も確実なサーフェスコンタクトが、命綱であるから、命綱をどのよう に用意して、どのように使うかが、安全対策の最重要なポイントになり、テーマになる。
サーフェスコンタクトとは何だ。
サーフェスコンタクトという言葉があるのか?自分たちが編纂した最新ダイビング用語事 典にも、PADIの百科にもない。水面との連携とでもいうか?、命綱は、その中で、一番具 体的直接的、物理的なものである。. wiki にも当然無い。どこで耳にした言葉なのだろう ?まさか、自分の造語ではないと思う。しかし、これが一番、自分の感覚としてあってい る。だから、このまま使ってしまおう。
水面、自分の帰り着く基地、出発点との繋がりはダイビング運用で最も大事なことだ。 基地との接触を失ってしまえば帰り着けない。ダイビングとは、つまるところ、基地に 帰り着く、戻り着くことが必須、絶対的な行動なのだ。主発する前に、そして、出発後も 、戻り着くまでは、そのことが何よりも最優先する。戻り着くまでに何が出来るか、が勝 負のスポーツ、行動なのだ。
よく、パニックの話をする。パニックにも色いろあるが、直接物理的に自分の身体に受 ける衝撃でのパニックと人間の想像力による心理的なパニックがある。
その前に、パニックの定義だが、直接自分の身体に受ける衝撃は、死の恐怖であり、パ ニックの先にあるものだ。先日の安全潜水の会でパニックの説明があったが、すべて、事 故直前状態のことだった。もちろん、それもパニックだがもう一つの想像力によるパニッ クは、物理的、身体的には衝撃は受けていないが、基地に戻れないのではないか、と想像 、予想することによって起こるパニックだ。
すなわち、これを昔、「お家に帰れない心配症候群」と呼んだりした。自分の位置、自 分の状況がわからなくなる。僕の場合は、バディと離れてしまって、バディが事故状態担 っているのではないか、という心配が、一番数多く起こったパニックだった。一人で潜っ ていれば、こんなパニックはない。バディを連れて基地に帰れない心配、これもサーフェ スコンタクトだ。
これは心理的なものだが、物理的、物質的には、アンカーロープもサーフェスコンタク トの一つだ。ダイビングを始めて、最初の危機一髪だった大学4年の時の人工魚礁調査の出来事では、頭上にアンカーロープがあったために助かった。なお、アンカーロープは、水深の三倍の長さを伸ばすから、ずいぶん広い範囲のサーフェスコンタクトだ。
各ダイビングポイントに設置してあるブイもサーフェスコンタクトだ。船から下りづな を下ろす、減圧用のロープを垂らすことも、サーフェスコンタクトになる。ダイビングポ イントに張り巡らされているガイドロープも基地に帰り着く手段だ。時折、不慣れのポイ ントで、ガイドラインを読み間違えて、空気が残り少ないのに潜降ブイに辿りつけないと 、減圧停止ができないのではないかとパニックになる。昔は無減圧範囲であれば減圧症に なることはなかった?少なくとも自分の周囲では、無減圧範囲で減圧症になったダイバー はいなかった。だから、空気が無くなれば、無くなりそうになれば、どこからでもまっす ぐに浮上した。ボートダイビングの場合、ガイドラインに迷って、かなり離れたと思って 、浮上しても、ボートとの距離は100m以内の場合がほとんどだ。
これも昔話だが、千葉県の金谷で潜っていて、ずいぶん離れて空気が無くなって浮上し たら、岸の自動車が豆粒のように見えて、パニックになったことがある。
今では潜降索、サーフェスコンタクトに浮上しなければならないから、なくなりかけ て空気で戻る道、戻る場所を探しまわる。見つからなくて空気が無くなって急浮上という 馬鹿なことも実際に起こりえる。
巻き尺ガイドライン
今、練習船豊潮丸で早稲田の学生と潜る場合、ゴムボートのアンカーを入れて、そのアンカーから 、80mの巻き尺を伸ばす。この巻き尺ラインが見える範囲、見えなくなっても、どこに ラインがあるかわかる状態で行動する。これで、まずアンカーに戻れないことはない。こ れもサーフェスコンタクトである。
どのようにサーフェスコンタクトをとって、常に自分の帰り着くための方向、戻る時間 を考えに入れて行動する。
昔のテレビカメラはビデオ信号をケーブルで送っていた。
中性浮力の有線通話を使った体験ダイビング
自分のグループ、チームにも、コンタクトを失わないように、コンタクトを用意する。
少し難しい潜水の場合、例えば深い潜水、初心者が多い場合、などでは必ず具体的な命 綱を用意する。
今、お台場の潜水では、水深が2m以内だが、必ず一人一個ずつの、浮きを曳航しても ぐる。水面から浮きを見れば誰がどこにいるかわかる。海保への安全対策計画書は、サー フェスコンタクトのてんこ盛りで、これでもか、これでもかというサーフェスコンタクト を要求される。
一般のレクリエーショナルダイビングのパターンで、海保に安全対策計画書を書いたら 、ほとんどの場合、潜水許可にはならない。プロの作業は、大抵の場合海保に安全対策計 画書を出すから、言葉を変えれば、サーフェスコンタクト計画書を提出することになる。
具体的であり、最も確実なサーフェスコンタクトが、命綱であるから、命綱をどのよう に用意して、どのように使うかが、安全対策の最重要なポイントになり、テーマになる。