風呂田教授退官記念文集への投稿
風呂田先生と知り合ったのは何年と覚えていないほど古いが、親しく一緒に仕事をしたのは、テレビのニュースステーションでの東京湾特集の最初のシリーズだから1986年のはずだ。なんだ、それではたった25年前のことか、気持ちの上、気分では50年くらい一緒に歩んできたような気がする。
一緒に歩んだといっても、良いスタンス、適当な距離で協力し、お世話になり、争いをしたことは一度もなく、不愉快なことも一度もなく、あえば楽しく仕事をしてきた。風呂田さんのお人柄だとおもう。
※ 風呂田先生の写真、くさるほどあると思っていたのに、探してみると見つからない。これはホンビノス貝のクラムチャウダーを作って食べているところ。
25年、短いとは言え長いから、しっかり思い出を書けば、本一冊は堅い。思いつくキーワードを順不同で並べよう。
ニュースステーションは、東京湾の話題の度にでてもらった。NAUI、これは一緒の仕事ではないが、いつもNAUIのキャップをかぶっていた。イッカククモガニ。東京湾海洋研究会。東京湾潜水探検隊。三番瀬埋め立て反対。電通の神領さんの企画で24時間三番瀬に舟を浮かべての撮影観察、風呂田先生が流される。ケーブルダイビングシステム。暗黒の水深30m、埋め立てのための掘削跡へ一緒に潜水。ゴカイを食べる、ワレカラを食べる、娘の潮美がなついていてお世話にり、彼女の修士は東邦大で。東京港水中生物研究会、お台場の潜水はそろそろ100回を迎える。1996 年からだから17年一緒、人生の終わりにみる走馬燈のようだが、まだまだ、終わらせるわけにはゆかない。どうか、終わりまでおつきあいください。