0901
宿毛、パシフィックマリンの森田君の店の裏庭のような、岸壁からボートを出す。
クルーは、よく身体が動く女性だ。昔、奥さんかと思って挨拶したら、違う、といわれた。もう20年前のことだ。
エンジン全開で飛んで行く。何馬力なのか聞いてみた。440馬力、二基掛けだから、480馬力だ。一基が1000万するそうだ。この前の代のボートは、居眠り運転で座礁させたと言っていた。開業40周年のtシャツをもらったが、ちょうど良い代替わりの時の座礁だったのかもしれない。
目的ポイントは沖の島の外頭だ。先日の豊潮丸の航海で潜って、よい海綿を採ったのだが、広島大学の竹野の実験所で生かして研究するつもりだったのが、死んでしまったために、再度同じ場所に採りに来た。
マスクマウントのマスクがない。お台場で使って、そのまま、手持ちで持ってくるつもりが忘れたのだ。忘れたときのために、別のマスクをもってきているが、そのマスクではマスクマウントになっていない。仕方がない。GoProは、手持ちで撮ろう。BC.のポケットに入れる。
学生レンタルの破れたようなワンピース5mmにフードジャケットを重ね着する。ウエットスーツは、とっくに買わなければいけない状態。最近、岡本美鈴が世話になっているデルフィーノの後藤君に作ってもらおうかとも考えたが、あと何回、作ってもらったウエットスーツを着られるのだろうと思うと、現在のこれで、別に差し支えなく潜れるのだから、これで良いや、となってしまう。
ウエイトはいつもスチールタンクで5キロで潜っている。アルミタンクだから、2キロプラスか、でも、7キロは何とも重い。6キロにして、水に入った。
やはり軽かった。強引に4mまで潜り込めば、バランスするだろうと潜ったのだが、どうしても軽い。中尾先生と町田君はどんどん先に行ってしまう。森田が余分なウエイトを持っていないか、手信号で聞いてみる。鈴木なら必ず持っているのだが、森田君は持っていない。石を2個持ってきてくれた。片手に2個の石を持ち、片手でニコンで撮影し、GoProを手持ちで撮影する他ない。どうしても1本手が足りない。それに、スペアのマスクは水が入ってくる。
なんとか、BC.のポケットの石をいれ、だましだまし、撮影を始める。撮影そのものは、マスクマウントよりも手持ちの方が安定している。
場所もわかっているし、難しいところでもない。最近では、良い海綿があるところが、だいぶ理解して来た。岩の陰で、少しは日照があり、潮通しのよいところだ。ここはまさしくそういう場所である。
しかし、僕には、付着性の無脊椎動物の大別もできない。海綿なのか、珊瑚の仲間なのか、ホヤの仲間、群体ボヤなのか、コケムシなのか、はたまた植物なのかもわからない。
岩の陰で、ストロボを光らせると、深紅に写る。水面にあげると、深紅ではない。本当はどんな色なのだ。写真を見せて、中尾先生にきいたら、これは珊瑚の類で、海綿ではないのでは、と言われた。それにしても、本当の色は、どういう色なのか。
無事潜水終了して、店で森田君と話す。珊瑚の話をする。100m潜水で世話になったコルシカのアランは、沖の島で森田君のサポートで潜った。60歳の時の潜水だから、もう20年の昔だ。森田君の40周年の半ばだ。アランは元気だろうか。たぶん、というか、まさか、もう潜っていることはないだろう。(アランのことは月刊ダイバーに書いた。)
アランが潜って珊瑚を採ったところは、沖の島で、僕たちが潜ったポイントから、はるかにかすんで見える。離れ小島のような根のそばで、頂上が水深60mの離れ根がある。60mの頂上から水深が落ちていて、86mから100mのところに宝石珊瑚がある。そのところは、一面のポリプの広がりだが、どのポリプが宝石珊瑚なのかは、アランのような専門家でないとわからない。
でも、僕の80m潜水、86mに宝石珊瑚を求めて潜る。ついでによい珊瑚が見つかれば、費用の足しにもなるのだが、と、考えてしまう。しかし、珊瑚の採補許可が難しいだろうと言う。
そして、このポイントでは、流れがある。でも、、、、、、
宿毛、パシフィックマリンの森田君の店の裏庭のような、岸壁からボートを出す。
クルーは、よく身体が動く女性だ。昔、奥さんかと思って挨拶したら、違う、といわれた。もう20年前のことだ。
エンジン全開で飛んで行く。何馬力なのか聞いてみた。440馬力、二基掛けだから、480馬力だ。一基が1000万するそうだ。この前の代のボートは、居眠り運転で座礁させたと言っていた。開業40周年のtシャツをもらったが、ちょうど良い代替わりの時の座礁だったのかもしれない。
目的ポイントは沖の島の外頭だ。先日の豊潮丸の航海で潜って、よい海綿を採ったのだが、広島大学の竹野の実験所で生かして研究するつもりだったのが、死んでしまったために、再度同じ場所に採りに来た。
マスクマウントのマスクがない。お台場で使って、そのまま、手持ちで持ってくるつもりが忘れたのだ。忘れたときのために、別のマスクをもってきているが、そのマスクではマスクマウントになっていない。仕方がない。GoProは、手持ちで撮ろう。BC.のポケットに入れる。
学生レンタルの破れたようなワンピース5mmにフードジャケットを重ね着する。ウエットスーツは、とっくに買わなければいけない状態。最近、岡本美鈴が世話になっているデルフィーノの後藤君に作ってもらおうかとも考えたが、あと何回、作ってもらったウエットスーツを着られるのだろうと思うと、現在のこれで、別に差し支えなく潜れるのだから、これで良いや、となってしまう。
ウエイトはいつもスチールタンクで5キロで潜っている。アルミタンクだから、2キロプラスか、でも、7キロは何とも重い。6キロにして、水に入った。
やはり軽かった。強引に4mまで潜り込めば、バランスするだろうと潜ったのだが、どうしても軽い。中尾先生と町田君はどんどん先に行ってしまう。森田が余分なウエイトを持っていないか、手信号で聞いてみる。鈴木なら必ず持っているのだが、森田君は持っていない。石を2個持ってきてくれた。片手に2個の石を持ち、片手でニコンで撮影し、GoProを手持ちで撮影する他ない。どうしても1本手が足りない。それに、スペアのマスクは水が入ってくる。
なんとか、BC.のポケットの石をいれ、だましだまし、撮影を始める。撮影そのものは、マスクマウントよりも手持ちの方が安定している。
場所もわかっているし、難しいところでもない。最近では、良い海綿があるところが、だいぶ理解して来た。岩の陰で、少しは日照があり、潮通しのよいところだ。ここはまさしくそういう場所である。
しかし、僕には、付着性の無脊椎動物の大別もできない。海綿なのか、珊瑚の仲間なのか、ホヤの仲間、群体ボヤなのか、コケムシなのか、はたまた植物なのかもわからない。
岩の陰で、ストロボを光らせると、深紅に写る。水面にあげると、深紅ではない。本当はどんな色なのだ。写真を見せて、中尾先生にきいたら、これは珊瑚の類で、海綿ではないのでは、と言われた。それにしても、本当の色は、どういう色なのか。
無事潜水終了して、店で森田君と話す。珊瑚の話をする。100m潜水で世話になったコルシカのアランは、沖の島で森田君のサポートで潜った。60歳の時の潜水だから、もう20年の昔だ。森田君の40周年の半ばだ。アランは元気だろうか。たぶん、というか、まさか、もう潜っていることはないだろう。(アランのことは月刊ダイバーに書いた。)
アランが潜って珊瑚を採ったところは、沖の島で、僕たちが潜ったポイントから、はるかにかすんで見える。離れ小島のような根のそばで、頂上が水深60mの離れ根がある。60mの頂上から水深が落ちていて、86mから100mのところに宝石珊瑚がある。そのところは、一面のポリプの広がりだが、どのポリプが宝石珊瑚なのかは、アランのような専門家でないとわからない。
でも、僕の80m潜水、86mに宝石珊瑚を求めて潜る。ついでによい珊瑚が見つかれば、費用の足しにもなるのだが、と、考えてしまう。しかし、珊瑚の採補許可が難しいだろうと言う。
そして、このポイントでは、流れがある。でも、、、、、、