スキンダイビングセフティの共著者、岡本美鈴がバハマで行われている国際大会で92mの自己ベスト、92m潜った。日本記録、アジア記録である。「今度は92mだね」と笑い話のように送り出したのだが、本当に92m潜った。
世界記録は、101m で、 Natalia MOLCHANOVA (RUS) 2011/09/23
ナタリア・モルチョノバ と読むのだろう。すごいおばさんで、女子の世界記録を総なめにしている。水平潜水 ダイナミックでは、237mm 息こらえのスタティックでは、9分2秒 である。
先日、ピピンの奥さんの、オードリーがケアレスミスで亡くなった、ノーリミッツ(なんでもあり)で 171m だった。そのノーリミッツの世界記録女子160mで、米国のTanya STREETER (USA) ナタリアが持っていない記録は、唯一このノーリミッツで、風船でなくて、地力で上って来る バリアブルでは 127mでナタリアが持っている。
今度のバハマ で木下 紗由里 さんが、フリーイマージョンで77mでこれも日本新記録。この前が58mだったから、大幅の更新になる。フリーイマージョンというのは、ラインを手繰って潜り、たぐって浮上する。この種目も世界記録は、ナタリアで91mだ。
今度のスキンダイビング・セフティの立ち上がりは、岡本美鈴が、辰巳のプールで泳いでいて、ちょっとおかしい動きの子を見て、直ちに上げたのでブラックアウト寸前で、事なきを得た。そのことから、ただのんびり泳いでいるだけのスキンダイビング練習会でも、少し無理をするとブラックアウトが起こり得る。辰巳国際水泳場で安全のための講習とミーティングをやった。題して「ダイビングプールでの素潜りセフティ」。2015年2月23日、僕もそれに出席して、これをセフティの本にしようと相談した。
当初は、プリントアウトに毛の生えた程度のもので、対談形式にしても良いかと思った。それにしても、本にしておけば、保存してくれて、何度も見なおしてもらえるだろう。人間、禁止事項、注意書きだけでは、履行してもらいにくい。なぜ、そうしなければならないのか知っておかないと履行してくれない。
しかし、本にするとなると、学術的な見地からの説明がほしい。実習、研修のテキストにもしたい。東京海洋大学の千足さん、藤本くんに声をかけた。一刻の躊躇もなく、二つ返事で引き受けてくれた。
ラニヤード
フリーダイビングも次第に広がって行くだろうが、根本の危険対策がなくて拡大したら、危険が拡大する。共著者の岡本美鈴は、深く潜るテクニックは、両刃の刃のようなもので、本を見たり、ネットで調べたりして「ひとり歩き」することが恐ろしいといっている。深く潜る練習は、必ず船を直上に停め、ガイドラインを下ろし、ラインとダイバーをラニヤードと呼ぶ、短い索でつないで潜水する。もしもの場合はカウンターバラストで、ガイドラインを引き上げ、同時に例えば気を失ったダイバーを釣り上げる。
なお、このつり上げシステムは、自分が27歳の時に実行した90m潜水とコンセプトは同じであり、更に洗練されたシステムである。80歳の80m潜水もこのシステムと同じような方法で行うことを考えている。
世界記録は、101m で、 Natalia MOLCHANOVA (RUS) 2011/09/23
ナタリア・モルチョノバ と読むのだろう。すごいおばさんで、女子の世界記録を総なめにしている。水平潜水 ダイナミックでは、237mm 息こらえのスタティックでは、9分2秒 である。
先日、ピピンの奥さんの、オードリーがケアレスミスで亡くなった、ノーリミッツ(なんでもあり)で 171m だった。そのノーリミッツの世界記録女子160mで、米国のTanya STREETER (USA) ナタリアが持っていない記録は、唯一このノーリミッツで、風船でなくて、地力で上って来る バリアブルでは 127mでナタリアが持っている。
今度のバハマ で木下 紗由里 さんが、フリーイマージョンで77mでこれも日本新記録。この前が58mだったから、大幅の更新になる。フリーイマージョンというのは、ラインを手繰って潜り、たぐって浮上する。この種目も世界記録は、ナタリアで91mだ。
今度のスキンダイビング・セフティの立ち上がりは、岡本美鈴が、辰巳のプールで泳いでいて、ちょっとおかしい動きの子を見て、直ちに上げたのでブラックアウト寸前で、事なきを得た。そのことから、ただのんびり泳いでいるだけのスキンダイビング練習会でも、少し無理をするとブラックアウトが起こり得る。辰巳国際水泳場で安全のための講習とミーティングをやった。題して「ダイビングプールでの素潜りセフティ」。2015年2月23日、僕もそれに出席して、これをセフティの本にしようと相談した。
当初は、プリントアウトに毛の生えた程度のもので、対談形式にしても良いかと思った。それにしても、本にしておけば、保存してくれて、何度も見なおしてもらえるだろう。人間、禁止事項、注意書きだけでは、履行してもらいにくい。なぜ、そうしなければならないのか知っておかないと履行してくれない。
しかし、本にするとなると、学術的な見地からの説明がほしい。実習、研修のテキストにもしたい。東京海洋大学の千足さん、藤本くんに声をかけた。一刻の躊躇もなく、二つ返事で引き受けてくれた。
ラニヤード
フリーダイビングも次第に広がって行くだろうが、根本の危険対策がなくて拡大したら、危険が拡大する。共著者の岡本美鈴は、深く潜るテクニックは、両刃の刃のようなもので、本を見たり、ネットで調べたりして「ひとり歩き」することが恐ろしいといっている。深く潜る練習は、必ず船を直上に停め、ガイドラインを下ろし、ラインとダイバーをラニヤードと呼ぶ、短い索でつないで潜水する。もしもの場合はカウンターバラストで、ガイドラインを引き上げ、同時に例えば気を失ったダイバーを釣り上げる。
なお、このつり上げシステムは、自分が27歳の時に実行した90m潜水とコンセプトは同じであり、更に洗練されたシステムである。80歳の80m潜水もこのシステムと同じような方法で行うことを考えている。