須賀の潜水について書いてきたが、何をしているのかわかりやすくするために、ちょっと離れて、11台あるカメラのうちの一つ、SONY AS15 のストーリーにしよう。
5秒間隔のインターバル撮影でカメラが何をみたのかの話になる。
なお、調査データとなるのは、魚を写した部分だけになる。念のため
11時12分、水に入れられる寸前、小俣さんを写している。
11時12分 水面
11時13分 沈んでゆく、多分、荒川さんが手に持っている。
11時14分、4.5m角の魚礁の端に置かれる。
水の色の変化がわかる。
11時16分、4台持ってきた小俣さんのカメラがもつれて,大変なことになっている。
この方法は、次回からはNGで、垂直版、浮子、重錘 それぞれ別に持ってきて、推定で組み合わせるようにしよう。もつれてほどくよりも良い。
11時26分 山本さんがやってくる。
11時27分 山本さんが、このカメラは1番の位置、ライン基点のゼロメートルであることを示す。これはとても良い方法だ。
12時59分、ネンブツダイの群れが現れる。
それまで、小さなカワハギが1尾写っただけで、魚は現れない。魚礁の比較的良い方向をむいているのにそんなものだ。ダイバーは、広い視界の中で魚を探して選択的に見ている。カメラは公平にみている。これだけで、魚の多少、効果を判定するものではないが、集計すると、傾向がわかる。
14時13分、未だネンブツダイの群れは見える。
14時18分、撮影が終了する。3時間、5秒置きに撮影されていたわけだ。PCの上でパラパラ写真のように見て、何分あたりに魚が見えたか、分けて置く。
カメラは100mの鉛を織り込んだ沈みロープに10m間隔で取り付けられて、1.5m上に浮いている。 11台、それぞれのカメラのストーリーを求めて置く。
この100mのラインを3本、30台ぐらい使おうと思っていた。延縄漁のように、船からどんどん落として行かれれば可能だが、ここ波佐間では魚礁の上に減圧停止用の浮上rロープが張り巡らされているから、上からの投入はできない。この運用方法では、、1チーム5人でライン1本がやっとだろう。
チームプレーで、この撮影をやるのはとても楽しい。
続く