ドライスーツは拘束衣だが、ようやく着慣れてきた。冬が終わり春になり夏が来て、ウエットの生活が秋まで、ドライの拘束感を忘れて、そして、またドライ。いつまで、このサイクルを続けられることだろう。
レッグウエイト、7キロのウエイトジャケット、ここまではいつもと同じだが、腰のウエイトベルトをいくつにするか迷う。毎度4キロだったのだが、今、辰巳で3mmのウエットで2キロで泳いでいる。その2キロで行けるのではないか、そうすれば辰巳とお台場がベルト共用ができるし。2キロ軽ければ少しでも楽だ。
重いタンクを背負って立ち上がるとき、「さあ、これから、水の惑星に行くぞ。」潜っても、魚も何も居ないことが予想できる。クジラが跳ねるわけでもないし、イルカが遊んでくれることもない。ただ、水があるだけだ。
砂浜をあるく、少し足元がフラつくがまあ、まっすぐに歩いて、割りと胸を張って歩く。
フィンはダイブウエイズのスーパートライスター、右足のベルトがやや緩いようだが、履くのはこの方が楽だ。左足もなんとか履けて歩き出す。水に入るとフィンの底面が砂に吸着して足を持ち上げるのに難儀する。フィンを履かないで、水に入り、腰のあたりまで歩いて水中でフィンを履く。そんなことができたのは5年前までだ。
膝のあたりまで来たので、歩くのが面倒になり、体を倒して泳ぎ始める。
ドライスーツの空気を抜いて、BCの空気を抜いても沈まない。頭を下にして潜り込み、水深1mぐらいまでくれば水平になれるけど、10cmも上がると水面まで浮いてしまう。
自見がエントリー仕かけているので、声をかけて、追加のウエイトを2キロ頼む。若いってすごい。苦もなく歩いて2キロ持ってきてくれた。この期に及んでも、ウエイトを少なくしようと思っている。BCの右のポケットに1キロ入れて潜ってみると何とか行ける。左にも1キロ入れればバランスが良くなるのに、ひとつは持って帰ってもらう。何と馬鹿なことをするものだ。左にも入れれば良いのに。固定観念に縛られている。
なんとか泳ぎ始める。最近は、ダイブウエイズの新型マスクがようやく顔にあってきて、マスクの水漏れの心配は無くなっている。
水は濁っているところと澄んでいるところのダンダラだ。表層が澄んでいて、透視度2mほど、底は濁っていて、透視度30cm。2013年には、底が澄んでいて、上が濁っている時が多かったのに。理由はわからない。そういうことなのだ。
持っているカメラは、オリンパスのTG-2 ストロボを光らせるかもしれないので、ワイドコンバージョンは、はずしている。並べて、買ったばかりのSJ, を付けている。SJは、動画をエントリーからエキジットまで回して置く。
タカノケフサイソガニ どこにいるか?牡蠣は生きていて、ちょっと口を開いている。SJでの撮影
1分ほど泳ぐと体が安定して、呼吸も意識も正常になる。水はかなり冷たく感じるが、気持ちが良い。SJを回しはじめる。ライトを点灯する。いつもの引き返し点である並んだ杭のところまではまっすぐに行く。フロッグキックで水平に泳いで行く。フロッグキックをすると、呼吸のリズムとフィンのリズムが合う。吸うときに足を曲げて、吐き出す時に後ろに水を押す。このリズムがいいのかもしれない。
移動する水深は70cm位だ。ちょっと浮いて、頭を上げると水面から頭が出る。目印の木の下に来た。少しコースを左に振って、水深は1mを越える。
ランドマークの樹 これはSJ(1万円のカメラ)
こちらはオリンパスTG2 これも3万円クラスのカメラだ。
杭の近くまで来るとむこうにライトの点灯がみえる。清水まみが腹ばいになって、大きいカメラを構えて狙っている。多分何も居ないはずだ。それでもしつこく動かない。
説明しておくが、僕たちはいわゆるバディシステムでは潜らない。講習中の奈央子とかはピッタリのバディだが、三ツ橋になると、いるところがだいたいわかっていれば良い。一人に一個づつのブイを曳いているので、どこにいるのか水面に顔を出せばわかる。
今は何も居ない冬だ。その冬にカメラを構えて、ファインダーをのぞいている事が大事だと僕は思う。3月になればファインダーの中に何かが出てくる。4月、5月には爆発的に魚が出てくる。どこにひそんでいるのだろう。じっと見ていれば出てくるかも知れない。
杭に生えているショウジョウケノリをTG2のスーパーマクロで写す。あとでSJの動画の静止画と比べて見るためだ。
ショウジョウケノリ SJ
TG2 さすがにこちらのほうが良い。
空気圧が120まで下がったので戻りかける。直線で泳いで、10で岸にもどれる。途中道草をして、90-100で上がり、午後にそれを使う。目安としてのターンプレシャーは100だ。僕のタンクは軽い8リットルを使っている。
途中で、牡蠣殻の間で小さなカニがあちらにもこちらにも、という状態の場所があったので、立ち止まって、すこし写す。タカノケフサイソガニというかニだ。昔はケフサイソガニだったが、多分タカノさんと言う人が、ほんのちょっとした毛の生え具合の違いを見つけて、新しい主として登録し、お台場にいるのは、そのタカノガニだ。どうでもいいように思うけれど、カニとしての立場では、犬と猫ぐらいの距離があるのかもしれない。種というのは自然状態で交雑して、子供を残さないことで区別するらしい。
立ち上がって、エキジットするのも大変だ。気が付くと、右足のフィンのストラップが外れている。どうりでゆるく感じていた。外れてしまったら、結構大変だったろう。履くときに緩いほうが良い等と言っているとあとで報いがくる。きちんとしておこう。
昼の休みで、杉原奈央子が買ってくれたケーキで誕生祝をした。
13時40分ごろ、二回目の潜水エントリー。浅いとダイブコンピューターが動かないので、エントリーの時間が記録されていない。
そのままエントリーしたら、体が沈まない。ウエイトベルト3キロで午前は良かったが、空気が半分になったら、1キロ軽くなっている。なんとかドライの空気を抜き、BCの空気を絞り出して、水深1mに沈むとなんとかバランスがとれる。10cm浮くともうダメで水面まで浮き上がってしまう。水深2mで泳いで移動する。空気圧が80だから、それほど遠くには行かれない。牡蠣殻の隙間、生きている牡蠣も多いのだが、隙間のタカノケフサイソガニと遊んで時間を過ごす。少し深く、水深3mのヘドロの上に行くが、水が濁ってしまっていて何も見えない。深くが水が見える時もあるのだが、このごろは下が濁っている事が多いみたいだ。
カメラの比較テストがテーマだったから、今日はこれで満足。
レッグウエイト、7キロのウエイトジャケット、ここまではいつもと同じだが、腰のウエイトベルトをいくつにするか迷う。毎度4キロだったのだが、今、辰巳で3mmのウエットで2キロで泳いでいる。その2キロで行けるのではないか、そうすれば辰巳とお台場がベルト共用ができるし。2キロ軽ければ少しでも楽だ。
重いタンクを背負って立ち上がるとき、「さあ、これから、水の惑星に行くぞ。」潜っても、魚も何も居ないことが予想できる。クジラが跳ねるわけでもないし、イルカが遊んでくれることもない。ただ、水があるだけだ。
砂浜をあるく、少し足元がフラつくがまあ、まっすぐに歩いて、割りと胸を張って歩く。
フィンはダイブウエイズのスーパートライスター、右足のベルトがやや緩いようだが、履くのはこの方が楽だ。左足もなんとか履けて歩き出す。水に入るとフィンの底面が砂に吸着して足を持ち上げるのに難儀する。フィンを履かないで、水に入り、腰のあたりまで歩いて水中でフィンを履く。そんなことができたのは5年前までだ。
膝のあたりまで来たので、歩くのが面倒になり、体を倒して泳ぎ始める。
ドライスーツの空気を抜いて、BCの空気を抜いても沈まない。頭を下にして潜り込み、水深1mぐらいまでくれば水平になれるけど、10cmも上がると水面まで浮いてしまう。
自見がエントリー仕かけているので、声をかけて、追加のウエイトを2キロ頼む。若いってすごい。苦もなく歩いて2キロ持ってきてくれた。この期に及んでも、ウエイトを少なくしようと思っている。BCの右のポケットに1キロ入れて潜ってみると何とか行ける。左にも1キロ入れればバランスが良くなるのに、ひとつは持って帰ってもらう。何と馬鹿なことをするものだ。左にも入れれば良いのに。固定観念に縛られている。
なんとか泳ぎ始める。最近は、ダイブウエイズの新型マスクがようやく顔にあってきて、マスクの水漏れの心配は無くなっている。
水は濁っているところと澄んでいるところのダンダラだ。表層が澄んでいて、透視度2mほど、底は濁っていて、透視度30cm。2013年には、底が澄んでいて、上が濁っている時が多かったのに。理由はわからない。そういうことなのだ。
持っているカメラは、オリンパスのTG-2 ストロボを光らせるかもしれないので、ワイドコンバージョンは、はずしている。並べて、買ったばかりのSJ, を付けている。SJは、動画をエントリーからエキジットまで回して置く。
タカノケフサイソガニ どこにいるか?牡蠣は生きていて、ちょっと口を開いている。SJでの撮影
1分ほど泳ぐと体が安定して、呼吸も意識も正常になる。水はかなり冷たく感じるが、気持ちが良い。SJを回しはじめる。ライトを点灯する。いつもの引き返し点である並んだ杭のところまではまっすぐに行く。フロッグキックで水平に泳いで行く。フロッグキックをすると、呼吸のリズムとフィンのリズムが合う。吸うときに足を曲げて、吐き出す時に後ろに水を押す。このリズムがいいのかもしれない。
移動する水深は70cm位だ。ちょっと浮いて、頭を上げると水面から頭が出る。目印の木の下に来た。少しコースを左に振って、水深は1mを越える。
ランドマークの樹 これはSJ(1万円のカメラ)
こちらはオリンパスTG2 これも3万円クラスのカメラだ。
杭の近くまで来るとむこうにライトの点灯がみえる。清水まみが腹ばいになって、大きいカメラを構えて狙っている。多分何も居ないはずだ。それでもしつこく動かない。
説明しておくが、僕たちはいわゆるバディシステムでは潜らない。講習中の奈央子とかはピッタリのバディだが、三ツ橋になると、いるところがだいたいわかっていれば良い。一人に一個づつのブイを曳いているので、どこにいるのか水面に顔を出せばわかる。
今は何も居ない冬だ。その冬にカメラを構えて、ファインダーをのぞいている事が大事だと僕は思う。3月になればファインダーの中に何かが出てくる。4月、5月には爆発的に魚が出てくる。どこにひそんでいるのだろう。じっと見ていれば出てくるかも知れない。
杭に生えているショウジョウケノリをTG2のスーパーマクロで写す。あとでSJの動画の静止画と比べて見るためだ。
ショウジョウケノリ SJ
TG2 さすがにこちらのほうが良い。
空気圧が120まで下がったので戻りかける。直線で泳いで、10で岸にもどれる。途中道草をして、90-100で上がり、午後にそれを使う。目安としてのターンプレシャーは100だ。僕のタンクは軽い8リットルを使っている。
途中で、牡蠣殻の間で小さなカニがあちらにもこちらにも、という状態の場所があったので、立ち止まって、すこし写す。タカノケフサイソガニというかニだ。昔はケフサイソガニだったが、多分タカノさんと言う人が、ほんのちょっとした毛の生え具合の違いを見つけて、新しい主として登録し、お台場にいるのは、そのタカノガニだ。どうでもいいように思うけれど、カニとしての立場では、犬と猫ぐらいの距離があるのかもしれない。種というのは自然状態で交雑して、子供を残さないことで区別するらしい。
立ち上がって、エキジットするのも大変だ。気が付くと、右足のフィンのストラップが外れている。どうりでゆるく感じていた。外れてしまったら、結構大変だったろう。履くときに緩いほうが良い等と言っているとあとで報いがくる。きちんとしておこう。
昼の休みで、杉原奈央子が買ってくれたケーキで誕生祝をした。
13時40分ごろ、二回目の潜水エントリー。浅いとダイブコンピューターが動かないので、エントリーの時間が記録されていない。
そのままエントリーしたら、体が沈まない。ウエイトベルト3キロで午前は良かったが、空気が半分になったら、1キロ軽くなっている。なんとかドライの空気を抜き、BCの空気を絞り出して、水深1mに沈むとなんとかバランスがとれる。10cm浮くともうダメで水面まで浮き上がってしまう。水深2mで泳いで移動する。空気圧が80だから、それほど遠くには行かれない。牡蠣殻の隙間、生きている牡蠣も多いのだが、隙間のタカノケフサイソガニと遊んで時間を過ごす。少し深く、水深3mのヘドロの上に行くが、水が濁ってしまっていて何も見えない。深くが水が見える時もあるのだが、このごろは下が濁っている事が多いみたいだ。
カメラの比較テストがテーマだったから、今日はこれで満足。