ダイビングとは?冒険と危険
考えなくてはいけないことがあるとします。考えるのは時間がかかります。半日考えても、考えがつかない、まとまらないということもあります。考えているときは、他の本をよんでいたり、できればその考えと関連のある本がいいのですが、そうとも限らないのです。原稿、ブログを書いているというのも、僕の場合、有効です。だからブログも支離滅裂になることがありますし、下書きにもならないことも多々あります。
ダイビングとは、と考えて、実はこれはどうでもいいことで、ほかのこと、例えばJAUSの企画などをメインのチャンネルで考えていて、その間隙にダイビングとはとは、とかんがえたりします。
ダイビングとは、冒険スポーツだと定義しました。しかし、ダイビングをする人の多くは、そんな大上段に振りかぶることなく、海が好きだから、水中の写真や雑誌、テレビ番組などを眺めていて、やってみたくなった人が大多数だと思うのです。
自分のことを言えば、幼年時代に海の近くに避寒し海を眺め、やがて、水族館がすきになり、そして、水泳、素潜り、スキンダイビング、潜水という経過で、ダイビングとはなにかなんて考えたのは、70歳を過ぎて、月刊ダイバーの連載、そしてその単行本化からでした。
何も考えないで、ただダイビングがしたくて、ダイビングをした人の80%は、長くて3年、平均して2年ほどで、ダイビングからはなれます。ただ、その間の記憶があり、自分はダイバーになったと思いますから、ときどきダイビングがしたくなったりして、海外の、もちろん南の海に遊びに、潜りに行ったりします。そして、自分はレジャーダイバーだと位置づけたりするのです。ダイビング業界的には、この人達が一番大事です。マリンダイビングフェアなどは、この人、ダイバーを対象にしているものと思われ、毎年多数の人を集めます。
安全対策などは、このレジャーダイバーを対象として行うことがとても大事で、ダイビング専門誌の安全特集などはこの辺りにターゲットを絞っています。
そこで、「ダイビングは冒険スポーツだ」というテーマにもどりましょう。
ここでしつこいようですが、冒険とは?何?という定義を繰り返します。
冒険とは危険なことだ、と思っている人が多い。もしかしたら、国民の大多数がそうおもっているかもしれません。もちろん、ダイビング業界のひとでも、そうでしょう。僕もそう思っていました。だから冒険はいけない。探検ならば良い。このことはニッポン潜水グラフィティを月刊ダイバーに連載しているときも、冒険=危険であり、27歳の90m潜水は探検を目指して、危険になってしまった。などと反省したりしています。しかし、どうもおかしいな。とグラフィティを単行本化するときに考えました。冒険についての本を読み漁り、「冒険とは命がけでなければいけない」などという植村さんの言葉にぶつかったりしました。考えた末、危険と冒険とはまったくちがうカテゴリーのことだと思いいたりました。先に結論を言ってしまうと、この結論もしつこいくらい書いていますが、危険とは、人間の行動に待ち受けている障害であって、ある時、乗り越えられない危険にぶつかったり、あるいは不運で人の命を奪うものです。冒険とは、その危険があっても、目的を達成するために一歩を踏み出すことです。だから、危険を克服するために、計画し、準備して、進みます。大きな危険が前にあれば、危険な冒険ということで、たくさんの準備と幸運が必要になります。
昔から、危険の度合いをいうために、自動車の運転とダイビングを比べたりしました。自動車の運転は、自分が正しくても、不運にもぶつけられたりすると命を失う。ダイビングの方は、自分が間違っていなければ、死ぬような危険はないだからダイビングのほうが安全である。などと本に書いたりしていました。実は、ここに答えがあったのです。自動車の運転は危険ですが、ダイビングは冒険なのです。
最近ですが、親しい有人がトレーラーに追突されて、救急車に乗りました。幸い、風船とシートベルトのお陰で、大した事にはならなかったらしいのですが、検査が必要ということでした。これは、冒険ではなくて危険です。
ただ、冒険と危険は親戚でもあり、実際の行動では、その差を見分けることが、とても大事でもあります。
これらは、現時点では僕の考え方であり、ネットで冒険とは?と検索しても、この答えは出ていません。せいぜい、精をだして、ブログに書いていると上位に登ってくるかも知れません。
また、2-3年でダイビングから離れるレジャーダイバーに話をもどします。彼らのダイビングは冒険ではないでしょうか?
ダイバーならば、だれでも答えられるはずです。彼らこそ冒険者であり、かつ危険な冒険をしているのだと。
前に体験ダイビングが、その人の生涯最大の冒険であるかもしれないと。
そして、よく言いますC-カードを取得してから10本経過するところまでが事故率がたかいと。すなわち、その期間が危険の大きい冒険だということです。
インストラクターもガイドダイバーももこの体験ダイビングと危ない冒険時代のダイバーのお世話をどうするかが、大事、すなわち、インストラクター、ガイドダイバーに取っての危険な冒険なのでしょう。
その冒険についてのマニュアルは、本当にケースバイケースですが、それをしっかりまとめることはとても大事だと思います。よく言われるのですが10秒ルールとか、30秒ルールとかいう類のことです。
そのことについては、僕はプロフェッショナルとは言いがたいのですが、ダイビングノ事故は、運用の失敗にあると、いつも言って(書いて)います。レジャーダイバーの安全確保マニュアル、とか、探してみます。もしかしたら、雑誌を探ったらあるかもしれません。
僕として言えることは、レジャーダイバー出会っても自分のダイビングが冒険であることを自覚してもらいたいと思うのです。自分の危険についてのイメージをもつこと、そしてそこからの脱出についてのイメージを持つことが必要です。
そのイメージとは?またどこかで書きます。
考えなくてはいけないことがあるとします。考えるのは時間がかかります。半日考えても、考えがつかない、まとまらないということもあります。考えているときは、他の本をよんでいたり、できればその考えと関連のある本がいいのですが、そうとも限らないのです。原稿、ブログを書いているというのも、僕の場合、有効です。だからブログも支離滅裂になることがありますし、下書きにもならないことも多々あります。
ダイビングとは、と考えて、実はこれはどうでもいいことで、ほかのこと、例えばJAUSの企画などをメインのチャンネルで考えていて、その間隙にダイビングとはとは、とかんがえたりします。
ダイビングとは、冒険スポーツだと定義しました。しかし、ダイビングをする人の多くは、そんな大上段に振りかぶることなく、海が好きだから、水中の写真や雑誌、テレビ番組などを眺めていて、やってみたくなった人が大多数だと思うのです。
自分のことを言えば、幼年時代に海の近くに避寒し海を眺め、やがて、水族館がすきになり、そして、水泳、素潜り、スキンダイビング、潜水という経過で、ダイビングとはなにかなんて考えたのは、70歳を過ぎて、月刊ダイバーの連載、そしてその単行本化からでした。
何も考えないで、ただダイビングがしたくて、ダイビングをした人の80%は、長くて3年、平均して2年ほどで、ダイビングからはなれます。ただ、その間の記憶があり、自分はダイバーになったと思いますから、ときどきダイビングがしたくなったりして、海外の、もちろん南の海に遊びに、潜りに行ったりします。そして、自分はレジャーダイバーだと位置づけたりするのです。ダイビング業界的には、この人達が一番大事です。マリンダイビングフェアなどは、この人、ダイバーを対象にしているものと思われ、毎年多数の人を集めます。
安全対策などは、このレジャーダイバーを対象として行うことがとても大事で、ダイビング専門誌の安全特集などはこの辺りにターゲットを絞っています。
そこで、「ダイビングは冒険スポーツだ」というテーマにもどりましょう。
ここでしつこいようですが、冒険とは?何?という定義を繰り返します。
冒険とは危険なことだ、と思っている人が多い。もしかしたら、国民の大多数がそうおもっているかもしれません。もちろん、ダイビング業界のひとでも、そうでしょう。僕もそう思っていました。だから冒険はいけない。探検ならば良い。このことはニッポン潜水グラフィティを月刊ダイバーに連載しているときも、冒険=危険であり、27歳の90m潜水は探検を目指して、危険になってしまった。などと反省したりしています。しかし、どうもおかしいな。とグラフィティを単行本化するときに考えました。冒険についての本を読み漁り、「冒険とは命がけでなければいけない」などという植村さんの言葉にぶつかったりしました。考えた末、危険と冒険とはまったくちがうカテゴリーのことだと思いいたりました。先に結論を言ってしまうと、この結論もしつこいくらい書いていますが、危険とは、人間の行動に待ち受けている障害であって、ある時、乗り越えられない危険にぶつかったり、あるいは不運で人の命を奪うものです。冒険とは、その危険があっても、目的を達成するために一歩を踏み出すことです。だから、危険を克服するために、計画し、準備して、進みます。大きな危険が前にあれば、危険な冒険ということで、たくさんの準備と幸運が必要になります。
昔から、危険の度合いをいうために、自動車の運転とダイビングを比べたりしました。自動車の運転は、自分が正しくても、不運にもぶつけられたりすると命を失う。ダイビングの方は、自分が間違っていなければ、死ぬような危険はないだからダイビングのほうが安全である。などと本に書いたりしていました。実は、ここに答えがあったのです。自動車の運転は危険ですが、ダイビングは冒険なのです。
最近ですが、親しい有人がトレーラーに追突されて、救急車に乗りました。幸い、風船とシートベルトのお陰で、大した事にはならなかったらしいのですが、検査が必要ということでした。これは、冒険ではなくて危険です。
ただ、冒険と危険は親戚でもあり、実際の行動では、その差を見分けることが、とても大事でもあります。
これらは、現時点では僕の考え方であり、ネットで冒険とは?と検索しても、この答えは出ていません。せいぜい、精をだして、ブログに書いていると上位に登ってくるかも知れません。
また、2-3年でダイビングから離れるレジャーダイバーに話をもどします。彼らのダイビングは冒険ではないでしょうか?
ダイバーならば、だれでも答えられるはずです。彼らこそ冒険者であり、かつ危険な冒険をしているのだと。
前に体験ダイビングが、その人の生涯最大の冒険であるかもしれないと。
そして、よく言いますC-カードを取得してから10本経過するところまでが事故率がたかいと。すなわち、その期間が危険の大きい冒険だということです。
インストラクターもガイドダイバーももこの体験ダイビングと危ない冒険時代のダイバーのお世話をどうするかが、大事、すなわち、インストラクター、ガイドダイバーに取っての危険な冒険なのでしょう。
その冒険についてのマニュアルは、本当にケースバイケースですが、それをしっかりまとめることはとても大事だと思います。よく言われるのですが10秒ルールとか、30秒ルールとかいう類のことです。
そのことについては、僕はプロフェッショナルとは言いがたいのですが、ダイビングノ事故は、運用の失敗にあると、いつも言って(書いて)います。レジャーダイバーの安全確保マニュアル、とか、探してみます。もしかしたら、雑誌を探ったらあるかもしれません。
僕として言えることは、レジャーダイバー出会っても自分のダイビングが冒険であることを自覚してもらいたいと思うのです。自分の危険についてのイメージをもつこと、そしてそこからの脱出についてのイメージを持つことが必要です。
そのイメージとは?またどこかで書きます。