Quantcast
Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1388

0109  こころと感動の旅

$
0
0
月刊ダイバーの原稿、第一稿、潮美(娘の須賀潮美で彼女が編集をしている)に送ったが、やはり、違うと全面的書き直しになった。13日まで待てるからじっくり書いてください。ということ。
 書いている1986年は日記が残っていて、それが面白くて読んでしまったことから、雑誌の原稿の構成、コンセプトが見えなくなってしまい。とりあえず時系列的につないで書いてみて、字数を調整したものを送った。ボールを投げたという感じで、投げたボールが戻ってきた。
 「わかっていると思いますが断片に囚われて、お話になっていない。」
 僕は、自分自身の心の葛藤、人間関係などすべて省いて、水中で起こったできごと、潜水技術に関することにスポットを当てていた。月刊ダイバーはダイビングの雑誌だから、と、それでは話にならない。
 僕達のニュースステーションの番組タイトルは、立松和平の「こころと感動の旅」心の感動は立松さんの世界、水中はぼくの世界と思わないではなかった。
 しかし、テレビの番組は、こころと感動を求めるものだったのだ。

 立松さんはこの番組の、始まってからだいたい一年1986年のことを、「雲をともとしてーこころと感動の旅」という本にまとめた。そのころは、当事者として、そういう視点もあるか、立松さんの視点ではこうなのだ、とおもうばかりだった。が、今、これを書くために引き出して見ると、涙が流れる。感動してしまうのだ。やはり、立松さんの筆の力はすごい。
 しかし、自分の文章を書くためには、この本の影響を最小限度に留めなくてはならないとも思った。
 もう一度の書き直しをしている。部分的に、数行だけれど、この本の文章も変形して使う。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1388

Trending Articles