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1009 旅に出るときの撮影機材の選択


ダイバーが旅にでるといえば、水中撮影の機材と陸上での記念、記録撮影の機材を持って出ることになる。
その視点から、先日の地中海、イタリア旅行について考えてみよう。
僕の場合、重い一眼レフは持ち歩かない。撮影の目的も記録とメモだから、必要ない。また、たいした一眼レフももっていない。質としては、持って行ったオリンパスTG2と大差のない古いイオスしか持っていない。
 GOPRO2 これがメインのカメラで3台、GOPRO3が1台、オリンパスTG2が1台そして、ペンタックスのコンパクトデジカメW-100を持って行った いつもメモに使っているAE23(ウエアラブルカメラ)を持って行けばよかったのだが、ペンタックスにした。その理由は、このカメラは、とった画像を撮った日付のファイルに入れてくれる。だから、日記的に使うには便利が良い。今度の旅も、これで撮っておけば、何日に何をして、何を見たかが一目瞭然でわかる。
 ライトは、イノンの100ルーメンを2灯だ。飛行機の旅をするとき、一番問題だし、注意しなければいけないのがライトのバッテリーだ。プロのテレビクルーの場合には、何か特別の申請などをしているのだろうが、僕たち、そして一般の人の場合には、それは出来ない。そして、まず、成田空港で引っかかった。イスタンブールへ行くのだからトルコ航空である。そして、まず僕が引っかかった。セキュリティチェックは通っているのに呼び出された。どうしたのかというとなんの問題もないはずの単三電池がライトのボディに入ったままだったのだ。何かの拍子にスイッチが入ってしまうと加熱して火事のおそれがある。単三を抜き出して、事なきを得た。同行の久保さんは、もっと大きいチャージ式のライトを持っている。大丈夫かな、と心配したが、とりあげられて、戻ってこなかった。大容量の充電式バッテリーは、危ない。単三も外して別に持つようにする。GOPROのバッテリーは大丈夫だった。
 これは、とても大きな問題だと思う。

     さて、 イスタンブールに着いた。ホテルについて、チェックインしてから表に出るのだと思った。ところが、経費節減のため、チェックインは後にして荷物を預け、そのまま外にでた。そのときにスーツケースを開けて、別のカメラを持てばよかった。成田から、日記のペンタックスをもって使ってきたので、そのペンタックスだけで街にでた。

朝食は、街路のレストランで食べ、グランバザールに入っていった。グランバザールは5000軒の店がある迷路のようなものだ。そして、それぞれの店は、やたらとフォトジェニックで、シャッターを押してしまう。バッテリーの残量は二分の一まだ大丈夫、とおもっていたら、二分の一からの減りは早い。あっという間になくなり、金角湾に出たときには、ゼロだ。憧れのボスボラス海峡、金角湾で撮影ができない。携帯をだしてみたが、これもバッテリーアウトになっている。
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猫も全部撮った
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グランバザールの中
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  店も珍しいものだから次々と撮った。
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   これが最後の一枚になってしまった。

度に出るときは、いつでもカメラは2台身に着けていなければだめだ。スーツケースの中に5台入っていてもだめなのだ。2台いつも身に着けるには、小さく、そしてウエアラブルカメラでなければならない。すなわち、旅の記録、メモは、ウエアラブルカメラなのだ。

帰国してから、SJ-4000という。安い、13000円のウエアラブルカメラを買った。このところ、このカメラのテストをしている。当初、陸上は良いけれど、水中はだめとおもっていた。たしかに、テストをする辰巳のプールでは、30m先のタイルの格子がくっきり見える透視度のプールで、遠くはGOPRO2の方が良い。しかし、5-10mでは遜色ない。接近して撮らざるを得ない濁ったお台場でならば、GOPROと並べると思った。テストの結果は遜色がなく、むしろ、SJの方が派手な色つくりをしているので、お台場のようなぼやけたところでは、こちらの方が良い。9月28日のお台場は透視度が2mもあり、よかった。東京湾のお祭りの展示映像を作った。2013年と2014年の撮影から抜粋したのだが、2014年は春から夏にかけて、魚が出てきている時に濁りが続いた。
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       SJ4000の画
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       これはGOPRO

2013年の9月は、8月の無酸素のために、定着性の貝やカニの類は死滅し、逃げられる魚はどこかに避難してしまった。今年もだめかと思ったら、今年は良かった。魚は、お台場生物図鑑と言えるほど、撮影できた。勢い、9月28日の撮影分が、展示映像の中心になった。そのうちで、SJの方がGOPROよりも採用数が多くなってしまった。SJの方が、撮影した時の透視度が良かったのだが、それにしても、くっきりとして良かった。
つまり、SJは、陸上でも水中でも使える。
GOPROを一台買うならば、SJを2台買った方が良いかもしれない。

そしたら、GOPRO4が発表になった。
現在、僕がもっているウエアラブルカメラのラインアップは、GOPRO2が3台、GOPRO3が1台、AEE23が2台、そしてSJ4000が1台である。他にGOPRO960という初期のものを2台持っていたのだが、この2台が壊れてしまった。なぜこんなに多数持つかと言えば、JAUSでウエアラブルカメラ研究会をはじめて、その研究、そしてその応用としてのリサーチダイビングの撮影をやっている、計画しているからだ。その話は後に譲るとして、だいぶ旅のカメラから脱線してしまった。
旅に出るならウエアラブルカメラを2台、身に着けておくことを薦める。一台は胸のポケットに、一台はポシェット、もしくはナップザック、カバンに入れておく。


 

 

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