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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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地中海ー2

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ナポリに来て、ジェノバのことをかいているが、旅行中に書いていることだから、それでいいとしよう。
 ジェノバというのが良いのかジェノアというのかいいのか、わからないから、困っているけれど、語感としてジェノアの方が好きだ。
 言葉が通じないということ、もともと英語はだめだが、その上に耳のトラブルだからつらい。そして、状況を逐一説明してもらえる観光ツアーではないのだから、考え違いをしている部分も多数あるだろうが、ダイビングにかかわらない部分については、どうでもいいことだとしよう。


 9月1日
 ジェノア大学に行く、中尾先生たちのすごいところは、一度も会ったことも無く、論文を互いに読んだことがある(のだろう)だけ、メールの往復だけで古くからの知己のように互いに理解し、便宜を図らいあうところだろう。もちろん、お人柄もあり、すべての研究者がそういう具合には行かないだろうが、来てしまう。
 だから、お世話になる教授の名前を正確に知らない。知らないのでA教授としておこう。好感のもてる素敵な人だと感じる。もう一人、B教授、この人のこと、僕は教授ではなくて、日本でいえば研究所の技官だと思っていた。後で、ナポリに来てからの雑談で、教授だと教えられて、あんなに良い技官のような教授がいるということ、おどろいた。
 ジェノア大学の大きさ、規模はわからないが、街の中にあり、東大、広島大学など巨大ではなく、東京海洋大学の越中島キャンパスよりも小さく見える。見えるだけだから、本当の大きさはわからない。と思ってウィキをしらべたら、「ジェノヴァ大学には、11の学部、79の学士課程、37の修士課程、59の専門課程があり、2002/2003学年度に登録した学生数は40,465人でした。」
 驚いた。氷山の一角の端を見たことになる。

  A教授はサンゴが専門とか、日本の宿毛にも行ったことらあるそうだ。宿毛の森田輝夫をしっているだろうか。今はいなくなってしまった関邦博教授のことも知っているはずだが、歓談する能力が僕にないことは、よいことかもしれないが、フラストレーションがたまる。

  机の上には無造作に宝石サンゴの赤が置いてある。

  教室のモニターで明日の潜水場所を見る。僕はまだ、そのあたりがポルト。フィーノだとは知らない。ただの磯だと思っている。

 その氷山の一角は、こじんまりして、清潔で、いわゆる博物学の教室のように見えた。これも本当のことはわからない。バリバリの先端科学研究部なのかもしれない。
 学者どうしの交際はともかく、大学の外に出て、ランチを食べた。とても良い店。そして、ジェノアの水族館に案内してくれた。僕たちの泊まっているホテルの目の前なのだが、

   巨大水槽はイルカのショウを水中から見た。もちろん、ショウは水面でやっている。

   タッチプールはエイ

  クラゲもいるし、水族館のすべてがありコンパクトで良い展示

   屋上からはマリーナの全景が見える。巨大クルーザも、スマートなクルーザーも止まっている。

水族館も日本の沖縄の巨大水槽とか、鴨川シーワールドのシャチのショウのような派手なところはないが、これは本当にこじんまりした建物を迷路のように使って、工夫をこらした展示をしている。

  夜はA教授との会食で、マリーナのフードレストラン街
  食材のスーパーのような売場とレストランが一緒になっている。
  マリーナーは毎日がフェスティバルのような様相だ。

   食材が並ぶ棚、
   要するにイタリアの人は、ピザと、スパゲッテイ、パンを食べて生きている。
 

   なんだかわからないで頼んだ注文品は、タラだったが、僕は食べられなかった。

  ダイビングは、明日 2日だけど、書くことがありすぎて、時間がまるでない。

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