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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0506 GW 富戸 その一

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 書くこと、書きたいことが沢山あるのだけれど、書いている時間が無く、ゴールデンウィークも最後の日になってしまった。このゴールデンだけで、グラフィティ、10回分ぐらいの日々だった。
 最初から書いて行こう。僕のGWの初日は5月1日、何時も休日のない気持ちの僕としては、4月の休日はない。
 その5月1日にも辰巳の練習会があり、毎月、その月の最初の練習の時に、その月分のプール使用料を払う。その時に、僕は5月5日と6日と連続して、ダイビングプールを借りていることがわかった。なぜか、くじ引きの時に手帳に控えずに、「あ、空きがあった。」と借りたものを手帳に無いので、ホームページに載せもせず、誰も知らない。誰も来なかったらもったいないと、すぐにフェイスブックにのせ、メンバーにメールを出した。急なことだから、来る人は少ないだろうが、自分の練習ができるから、良しとしよう。

 昔は、GWなどに東京を出ることはほとんどなかった。東京は空いているのに、混んでいるところに出て行くなんて、しかもお金を使ってだ。ところが、この数年,GWには、恒例的にダイビングに行っている。昨年は大瀬崎、その前は伊豆大島、その前は忘れた。
今年も考えないではなかった。全然海に行っていない。3月、4月は、お台場とプールだけだ。お台場も海だけれど、気持ちの上では、僕の潜るところは目下のところ、海、お台場、プール、お台場が別格になっている。
 石川さんから連絡が来た。「東大の小久保教授が海に生きたいと言っているけれど、どうですか?僕は三日、四日が良いです。」小久保は、僕のバディだから、僕に直接言ってくるのが本筋だろう。とふと思ったが、石川さんも僕のバディだから、まあ、両方に声をかけるよりも、手間が省ける。
 僕の答えは、「三人で、3日に館山日帰り速攻」石川さんから「一泊、ゆっくりして温泉とかは?」それもそうだな、今からでは東海汽船は獲れないだろうし、一泊ならば東伊豆か西伊豆の大瀬、もしくは土肥、この数年、3-4年か、東伊豆に潜りに行っていない。赤沢がホームだが、忘れられているかもしれない。先日、富戸に行き組合長の日吉さんに、レクリエーショナルダイビング用人工魚礁のプロジェクトを提案した。お断りされたけれど、頭には引っかかっている。よし、富戸と赤沢に行こう。
 一泊で、みんなに声をかけた。この数年のGWツアーのメンバーほとんどが、「お願いします。」ということになった。「行きたいけれど、先約が」という冷たいことを言ってきたのは、黒田梨絵だけだった。黒田は看護学博士、救急病棟のエース看護士、元水泳選手、僕にとっては命の綱だ。彼女を除いて、8名になった。黒田が居ないと、レスキューが薄くなる。相棒の鈴木コーチに声をかけたが、用事がある。宿泊先にきめた大西君に一緒に潜ってくれるか、と聞いたが、GW,ほかのお客が二組ある。
 僕も含めて、みんなブランクダイバーみたいなものだし、大学生になったばかりの緑ちゃん、鶴町さんの次女、映美もくる。緑は、小学校3年生の時のスノーケリング時代から毎夏一緒に海に行っている、特別な子だし、映美は、亡くなってしまった僕の仕事のバディである鶴町の次女だ。ダイバーとしての血を受け継いでいるような気がしている。大学を出て、お勤めを始めたばかりだが、全然大学生のままで、とてもいい。ちょっと心配だが、赤沢は、僕がガイドを出来るくらい潜りこんでいたところだ。何とかなるだろう。不との方は石川さんが詳しいし、小久保も来るから、良いだろう。

  富戸、エキジットした後のほぼ全員


 車が3台、石川車には、僕と小久保、そして村上緑ちゃんと、お父さん、そして、この頃のJAUSの行事には無くてはならない感じでお世話してくれている鶴町さん(鶴町の奥さん)、も車を出してくれるので、浦安海豚倶楽部の黒沢さん(会長)玉田さんを拾って載せて来てくれる。もう一人、細田さんは自分の車で行きたい。石川さんは自分の車で、細田さんも一緒にと言うが、僕は帰途を考えると、3台あった方が楽だと意見を通した。
 
 6時門前仲町を石川車スタート、鶴町車は、東陽町から、同じく6時スタート、細田車は、5時頃に先発して、早川で待ち合わせ。
 
 ずるずると書いている。このごろ日本潜水グラフィティの単行本化のためのコラムで字数に制限がある文章を書いていて、長くなるのが気分が悪いし、どうでも良いことを書いているようだが、推敲して短い文章にするためには、数回書き直さなければならない。そんな時間がない。ブログは、下書きのような無推敲の文章で許してもらいたい。
 
 GWは車の渋滞は覚悟の上だが、6時に出て、普通は4時間の道のりだから、5割増しとして6時間、12時には到着できるだろう。泊まりだから、午後、2本潜れるという計算。

 しかし、東名の混雑は想像を超えていた。
 もしかして、日本人がお金の節約で、東京ならば伊豆半島、房総半島が手近、それに、ちょっと帰省の人もいるのだろう。
 予定している富戸は、漁業者との調整で、午後3時までには上がらなければならない。その時点では、赤沢ならば、午後5時までという事を知らない。大西君の宿が富戸にある。黒沢さん、玉田さんは、大西のところでドライスーツと借りたい。水温は16-18度、今の季節としては寒い。僕はドライしか今手元にない、ウエットはしばらく袖を通していないので、きつくて入らないかもしれない。それに、やはりドライの方が楽だとドライにした。
 
 3時に揚がるためには、2時にはエントリーしなければならない。そのためには1時に到着しなければならない。小久保は自分が提案者のくせに、1日までベトナムでの国際会議に出ていて、しかも4日には自分の教室の集会があるという。「4日は延ばせ」「教授だから、中心なので延ばせない。」「教授だから延ばせるだろう。」 いろいろあったが、やはり、日帰りしなくてはならないらしい。石川さんは優しいから、何とか小久保教授を潜らせてあげたい。伊東の手前のコンビニで3台が待ち合わせ、ドライスーツの準備がある黒沢、玉田さんは今日の潜水はあきらめて、鶴町車は、大西のところへ、、鶴町映美、彼女も日帰りしなければならない。これもどうしても潜らせたいので、こっちのグループにのせかえて発進する。
 細田車、石川車は、とにかく13時30分ごろに富戸に到着した。

 それにしても、ここまでの文章、GWの渋滞級だ。こんなことでは、読んでもらえるかどうかも分かりかねる。
 しかし、縮小する時間がないから、このまま発進する。

 富戸に到着、組合で受付、器材を軽トラに載せて、エントリー場所まで行き、タンクを受け取る。ダイビングポイントはヨコバマ(横浜)で、富戸のビーチエントリーの場所だ。たくさんのダイバーで混雑する。

 僕は、TUSA のBCの背中のポケットに4キロのウエイトを入れた。僕はBCにウエイトを入れるのはやったことがない。ボートから潜る時にタンクを脱いで上の人に引き上げてもらうので、重たいのは大変だろうと使ったことがない。今回はビーチからの歩いての潜水だから、背中に付けて見よう。腰に4キロ巻くのと、背中に4キロつけるのは同じだと思っていた。腰にベルトで巻くとずり落ちるので、バックルを何時も気にしていなければならない。
 ダイバーにはウエイト調整が命、BCに4キロ、7キロのウエイトベスト、足にレッグウエイトを1.4キロ、合計で12.4キロ、タンクはスチールで約11-12キロか。タンクは確認していない。背中にはレッグを除いた11キロのウエイトに11キロとして、合計22キロ、背中に背負って、立とうとして立てない。そんなばかな、お台場では立てている。4キロを腰に巻いて。腰に巻いたらウエイトを腹の方に持ってきている、BCでは背中に4キロだ。その違いを考えなかった。映美を僕のバディにしているから、彼女の手にすがれば立てるけれど、何とかして、自力で立ちたい。立った。
 それから、エントリーポイントまでは、およそ100m、まで無いだろうが、気分は100m、少し下り坂だ。トップのナビゲーターは小久保教授、研究生、助教のころは、僕がトップだったが、助教授に進んでから、彼がトップになった。村上親子のバディ、そして、細田さんと石川さん、のバディだが、石川さんはベテランのインストラクターだから、全体をケアする。そんな編成だ。
 エントリーは手すりにつかまって、その後は太いロープがしっかりと張ってある。昔はこんなものが無くても岩の上を普通に歩いてエントリーできた。今はロープにつかまってやっと水に入る。これでは大瀬の先端のごろた石は歩けないかもしれない。もう少しトレーニングが必要だ。

   発進、斜面を降りる。


 水は、15m見えるという事だったが、午後遅いからもあって、10mぐらいの感じだ。石の斜面を下って行くと砂地になる。沖に向かって右折する。右手が磯根の斜面。しばらく進むが、何もない。小久保は、海底に張ってあるロープをゆすって見たりして、なにかタツノオトシゴのような小物が付いていないか。などなど見ている。映美は、僕の右にいるように見ていたのだが、そのうちサイドチェンジして左手に来てしまった。僕は右利きだから、右手に神経がある。右を見て、前を見て、また右を見る。言っておくべきだったと悔やむ。
 

    ただの砂地
 

    戻りだから、左手が斜面
 
 僕の背中の4キロの鉛は重い。水深2mのお台場のバランスだ。2キロにして、ベルトにするべきだった。残圧が100になったので、先頭の小久保に合図をして戻ることにする。細田さんが空気の消費が多いので、いつもは僕が100で、彼が80か70だろう。戻る。
 バランスが悪いので、海底など何も見ていない。進んで、戻ってくるだけだ。帰り道、映美が浮いてしまった。石川さんが付いて行ったので、僕は見上げているだけ。なかなか降りて来ないので、僕も浮く、タンクの締め付けが悪く緩んでしまったのを締めなおす。
    

       エキジットラッシュ

  

        ロープにつかまって揚がる。

 ロープの地点まで来て、小久保は、もう少し何かを探すということで別れる。ロープにすがって、上がるのだが、他のグループもいくつか一緒に揚がるので、ラッシュアワーになっている。空気を残しておかないと揚がる時に溺れるかもしれない。ごろた石はごろた石のままで、水中の足場が悪い。石ぐらい均して置いたって良いのに。半ばころんだようになって、掴まり上がる。フィンを外して、何とか歩いて上がり、歩いて行こうと思ったのだが、石川さんがすばやく、僕のタンクを降ろして運んでくれた。
 なお、小柄な緑は、自力でしっかり上がったが、映美はこけて、石川さんに掴まって立ち上がった。僕も完全に転がったが、ようやく立ち上がれた。別のグループに助けられるのでは恥だ。映美は毎日スクアット ?回僕は、20回か?

 


 とにかく、全員何事も無く、チーム編隊を維持して、ただ、砂地まで行き戻ってきた。映美は浮き、細田さんのタンクもずり落ちる寸前だったと石川さんは言う。
 まあ、何はともあれ久し振りの海は気分が良い。

 石川さんと僕は,帰る小久保を送って伊豆高原駅へ、富戸まで来ていたみんなと一緒に、伊豆高原温泉へ、料金は1000円、銭湯に毛の生えた程度がが、とにかく温泉だ。露天風呂などに入って、とにかく温泉に入った。

 今回からダイブコンピュータを換えて、日本アクアラングのカルムにした。時計機能がしっかりしていて、ソーラーバッテリー、ダイビングについても、これでレクリエーショナルダイビングならば、十分と言える程度に詳しい。

 ログを記録しておく。
 2014年 5月3日
 潜水開始 2時41分 
 潜水時間 37分
 水温16.6度
 平均水深 9.2m
 最大水深 18.8m
 こんな潜水でも slow 浮上速度が速すぎるという警告が出ている。
 平均酸素%が出ているが一般ダイバーにはどうでも良いこと。

 今後の潜水ではこの書式で記録して行こう。


 続く。

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