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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0403 風邪についての考察

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 僕の風邪がずいぶん長いので、そして、フェイスブックとかツイッターで愚痴るので、心配をかけている。それぞれ、寝ていなければいけない、医者に行きなさい、高齢者の風邪は、肺炎を併発して死ぬ恐れもあるなどで、ご心配をかけている。自分自身も寝ていられれば寝ていたい。寝ていたいのに、そして、寝ていればきっと良くなるのに、お台場に行って、雨に身体を塗らし、ついには潜自分の病気について、すこし、申し開きをしておくことにする。
 もう、僕の風邪が長引くことは慣れているので、心配ないです。


 桜の花が一斉に開いた。東京近郊はどこも花で埋まる。
 
 人間、だれでも同じだろうと自分では想像するのだが、生涯で自分の身体が調子が良いと自覚できている時間よりも、具合が悪い時間の方が長いのではないかと思う。そうでない人は、幸せであり、うらやましい。でも、そういう丈夫な人が、あっけなく、癌で死んでいったりする。
 僕の日常を外から見ていると、何時も快調に体の動くアスリートのように見えるかもしれない。そうありたいと願ってはいるがそうではない。
 毎年、一度、ないし二度は風邪を引き、そのうちの一度は長引く。最低一か月、長かった年では2か月以上、冬の間はぜんぶ風邪の状態で過ごしたこともあった。これにはさすがに参って、近くの医者に通った。同じようなことが何度もある。その都度、医者には行っている。結論としては、医者に行こうが行くまいが、治る時がくれば治るのであり時が来なければ治らない。その間、辛いし、辛くても日常の仕事を休む分けにはいかないので、辛い中で頑張ってしまう。

 風邪というのは、そんなに長く続くものではなくて、三日間同じ症状が続いたら、それは別の病名に代わっていると先日亡くなってしまった真野先生に教えられたことがある。そうだ、真野先生と知床の斜里へ行った時の風邪がひどかった。ひどい風邪の中を流氷に潜っていたのだが、流石に倒れて動けなくなった。その日がちょうど、真野先生とスノーモビルで山に行く約束の日だった。医者というのも、ひどいもので、そんなときにやすんでいなさいとは言わない。大丈夫だから行こうという。行けないので打ち伏していた。
 風邪から代わる僕の病名は、気管支カタルである。咳がでる。
 風邪の一番外側の症状が咳で、あんまり熱はでない。身体が熱っぽくて、だるい。何もやる気がしない。それでも、無理にでも起き上がってやることはやらなくてはならない。
 一番外側の症状は、風邪薬で何とか止めることができたとする。その内側の怠い、常態が続く。今は、その状態でこんなモノを書いている。その辛いだるさ、これは身体の芯が治っていないということで、悪くすると長引く、やがて体の芯が元気になってくると、解消して、元気になる。この体の芯を正式には何と呼ぶのだろうか、

 30日にお台場で水に入り、熱が出たり、咳がひどくて止まらなくなったらどうしようと心配していたが、それは何とか持ちこたえて、31日は、お金の振り込みに銀行へ行っただけで、調子がでないで一日終了した。
 4月1日は、毎月1日にある辰巳の抽選会に行く。7月分の抽選である。体調が良くないとジャンケンも辛いので、いやなのだが、行かないでは済まされない。
7月1日 火曜日 21-22時
7月8日 火曜日 21-22時
7月12日 土曜日 17時ー19時 土曜日ですので、少し早めました
7月14日 月曜日 21-22時
7月31日 木曜日 19-21時

 5日間確保はできた。
 体調は良くはならない。すこし悪い。夜は、21-22時のプールがある。ちょうどスポーツ安全保険の切り替えの時である。名簿を整理しなくてはならない。最小限度の努力でカードの整理をすませたが、少し熱があるようで、寒気の一歩手前の感じがする。
 プールは常連の人たちが来てくれて、12人、泳ぐのにちょうどいい人数だ。
 さて、僕がプールに入るかどうか。
入らない方が良いという声が大きい。ここで我慢をしないと熱が出るかもしれない。いや、この程度ならば、これまで水に入って治してきた。ところで、僕が泳がなければならない必然性はどこにもない。いや、そんなことを言えば、30日のお台場だって、必然は無かった。カメラマンでお金をもらっていた時には、どんなに熱があってもカメラを振っていた。でも今は、その必然もない。しかし、80-80計画を実現するためには、このくらいの風邪で、躊躇していたのでは、実行できない。


 プーるの際に立って、マスクを付けたり外したりして迷う。止めよう。悪くなったら困る。少し悪寒もする。次の瞬間、僕は飛び込んでいた。
 やはり、水は体熱を奪うので、寒気の少し手前の感覚になる。泳いで体熱を発生させないといけない。のんびり泳ぐ、今日のところはダッシュの練習はやめておこう。
 水底にカメラを置きに行く。5m潜るだけで息苦しい。相当に体調が悪い。
 それでも繰り返して潜り、25m水平に行くことはできた。が、内側から盛り上がってくる感覚は無い。
 
 4月2日、別に悪くはなっていないが、まだ、芯から良くはなってきていない。
 月刊ダイバーのグラフィティの単行本化、潮美が頑張って、原稿のまとめを送ってきた。編集者と著者のバトンの往復で、こちらにバトンが来た。ちょっと読んでみたが、面白い。一気に読めそうな感じもする。
 海洋大学の潜水部、OB会会長と会う約束をしている。そのための資料を用意しなくてはならない。途中でストップする。
 単行本化のためのコラムと年表の作成が仕事だ。JAUSの仕事も溜まっている。またまた、棚から荷物が落ちてくるのを支えるような状況になってきた。風邪の状態では、持ちこたえられない。やらなければならないことが降るほどある、後期高齢者というのは、そんなに多くない、と旧友に励まされる。
 まだ、咳はでるけれど、内側、芯はすこし上向いてきた。ぐずぐず言ってないで、やることはやれ、という声も体の内側から聞こえてきた。

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