あけましておめでとうございます。
また一つ歳を重ねる、生物学的には一歩一歩終わりに近づいているわけだから、ひとつもめでたくなんかないので、年賀状には迎春と書いた。しかし、春を迎えたわけでもなく、春を待ち、夏を待つわけだから、待春・夏 とでも言った方が自分の気持ちにぴったりする。とにかく年が変わって2014年になった。
このところ、企画書とか、会議の整理とか頭を整理しなければならないことばかり書いているので、整理疲れで頭の中がまとまらない。
でも、ブログを書くことは、自分にとって大事なことと位置付けている。
31日、年の暮の夜は、普段、テレビを絶対と言って良いほど見ないのだが、紅白を見た。
今頃、どんな歌が歌われているのだろう。知らないと時の流れについて行けない。良くも悪くも紅白が国民的なのは、その年のやはり総括の気持ちになれるからだろう。それに、あんまり深く考えないで流して見られる。そして、それぞれの人が感想をもち、話題にしても、毒にならない。ノートPCを足元に置いて、下を向けば、画面が見られるようにして、耳が悪いからレシーバーで聞く。レシーバーにはアンプを着けて増幅している。これでようやく音楽が聴けるわけだ。
年末にスーツケースに本を入れて、ブックオフに曳いて行って処分したサービス券で、飼ってきた「第三次世界大戦 佐藤優 田原総一朗 2009」を読みながら、紅白を(聴きながら、2014年の新年のご挨拶の原稿を考えた。我ながら、ながら、ながらと続く。
基本的に演歌が好きなのだが、前半、演歌が出てくると、やはり、今という時代に合わない。白痴のように思えてしまう。若いグループをバックに入れたりしてNHKも演歌を出すのに苦労している。それがまた、違和感を盛り上げているのかもしれないが、紅白だから、これで良いのだろう。テンポが上がってきて、は下を見ていることが多くなってきたと思ったらまた五木ひろしがでてきた。これはもう見苦しい。レシーバーを外した。
2013年、「あまちゃん」が大ブームだった。テレビは見ないから、これも見ていない。一度だけ、豊潮丸の航海で見た。その時、ちょっと僕のイメージと違うな、と思った。それはともかくとして、国民的な大ヒットになり、三陸への観光客も増え、復興の力になった。それはすごいことと思うし、時代に合わせて作る才能もすごい。紅白に団体で出てきて、なるほどと納得した。僕がこれを作るとすれば、たくましく海で生きて行く女に育って行く、例えば、パーフェクトストームに出てきた女船長で、この番組で潜るエキストラになった白浜の鈴木直美さんのようなイメージのサクセスストーリーで、震災の後の漁業の復興に立ち向かうという感じだけど???
AKB48もしっかり見たのはこれが初めて。そういう意味でも紅白は見ておいた方が時の流れに遅れない。恋するフォーチュンクッキーも方々でやっているのを見るけれど、本家はこれが初めて。これもあまちゃんと同じく、発想の勝利、企画の勝利だろう。
そうそう、お正月に見る予定だった「ゼロ・グラビティ」を年末にみてしまった。これも3Dで宇宙、という企画と、それを実現する途方もない撮影技術の勝利で、しばらくぶりで興奮して見た。アバターもそうだが、3Dをうまく使うことが、現在の映画のキーだ。そして、宇宙と僕たちのダイビング、海の中と、いかに似ているか。宇宙船から外にでるのは、ダイビングにほぼ等しい。生きていられる時間を限って、無重力の世界で働く。ちょうど、潜水士の本を書いていて、質量と重量の問題を扱っていたのだが、この映画も重力が題名になっている。
さて、紅白だが、ほぼ感動して見ていたのは高橋真梨子で、もともと好きなのだがすごいとおもった。友達は色気が無くなったというが、64歳だ。64歳でこれより色気があったら気味が悪い。64歳の色気としてみれば、感動する。もう一人松田聖子も良い歌だった。50代、60代の女性の見事さと思ったが、北島三郎が出てきて、引退のご祝儀的、白組の勝利。今年の紅白はうまく作ってあった。
そして、除夜の鐘を聴きながら、フェイスブックにメッセージを送った。
As time goes by 「80歳までお金をいただいて潜水するダイバー」を目指して、あと一息です。
2014年は「go for broke」積極果敢に生きたい。皆様にとっても後悔のない年であることを願っています。 2014年 春を待ちつつ 歳を超します。
そしてメールでのあいさつは
迎春 2014 0101
今年も、よろしくお願いいたします。
2010年6月に始まった水中科学協会です。2014年5月で4周年になります。
① 活動研究会 ② 活動研究の成果、活動に役立つことを発表するフォーラム、シンポジウムの定例開催 ③ 成果を出版でまとめる。④ 活動に直接役立つ研修会(プライマリーコース)
2013年は、四本柱の具体的な道が開けてきた年でした。
①活動研究会
ウエアラブルカメラ研究会が発足し成果を9月のフォーラムで発表し好評、さらに2月のシンポジウムで発表します。
「ダイビングとは、水中で撮影すること記録すること」と言っても良いのですが、ウエアラブルカメラによって、本当にすべてのダイバーが撮影記録する途が見えてきたともいえるのです。誰でも持てる、水中で邪魔にならない。誰にでも買える。そして水中での記録についてはこれだけで十分と言える結果が期待できる。2014年にはこの研究をさらに拡大して行きます。研究会での活動とシンポジウムの発表の連環を目指します。
リサーチダイビング研究会、潜水士制度研究会も理事会に提案され検討中です。会員の皆様も、何らかの形でご参加ください。そして、小さいことでも結構ですので提案してください。
②シンポジウム 2月2日 東京海洋大学品川キャンパス 13-17時
内容はたびたびお知らせしておりますが、ここでも別添しますが一都三県の会員の方は万障繰り合わせて、それ以外の地域の方も是非予定を組んでください。その際に、すぐ隣の学生食堂で1730から始まるワンコインの懇親会に必ず参加いただけるようお願いします。人と人との連携が財産です。発表の延長である懇親会でお話し合いができることを楽しみにしております。