千葉県、大網白里の白井祥平さんを訪ねた。この前ここに来たのは2006年、天文学博士の小久保君と来た。そのときはまだ白井さんが南太平洋で集めたコレクション、世界の貝のコレクションが陳列されていて、小久保君は感動していた。その前に来た時は2003年で僕一人で来た。陳列コレクションには、首狩り族の戦で殺された干し首がおかれていて、故郷の島に戻りたいと訴えてその辺にいるらしい。「背筋が寒くならないかね。」そういわれれば気のせいで首筋が寒い。2006年には小久保君にこのオカルト現象を確かめさせたかったが陳列されていなくて、故郷の島に帰したか、どこかのコレクターに売ったかしたのだろう。これはナンマタールの話ではなくてニューギニアの話だ。
白井さんを訪ねると、いつでも助手の人が記念写真を撮る。写真には日付が入っているので、何時きたのかがわかる。
僕が来るというので、昨夜、これまでの写真を全部見て、集めてCDにしておいてくれた。それを見ながら話をしたのだが、1956年の分は、僕がすでに、当時にアルバムにしていて、その写真を使って月刊ダイバーに書いた。その月刊ダイバーを見せ、コピーをあげた。
1956年
2013年 今
僕と白井さんのスタンスは、僕が初めてアクアラングを背負わせてもらった1956年の時も、その後も、そして今日も全く変わらない。親切で優しくて、話していると本当の兄のようだ。僕は兄弟がいないから、理想の兄を思い描いているのだが、その兄だ。白井さんのところは、昔も今も、必要なだけのお金はどこからか沸いてでてきているらしい。僕のところはいつでも使うだけでてゆく。そんな話。そして ナンマタールの話もした。僕が行った時、様子を聞こうと電話したのに、いつもすべてを教えてくれる、白井さんが、なにも教えてくれなかった。そのことを言うと、意外そうな顔をした。僕にすべての資料を渡したと思っている。次に真顔になって、ちょうど、呪いのたたり最中でいくつものトラブルがあったときだったのだろうという。
そうかもしれない。
白井さんとは、ニューギニアの湖にすむ、「ルイ」という怪獣を探検に行く計画を本気で打ち合わせたことがある。ネス湖の怪獣はイギリス人のことだからジョークだと考えられる。ニューギニア人はまじめだからジョークは言わない。そんなことで装備の相談までしたのだが、実らず。後にこの「ルイ」はTBSかどこかで放映されてしまった。もちろん「ルイ」はでてこない。 白井祥平探検全集には「ルイ」の話もでてくる。この全集は、全10巻で、第一巻のナンマタール編がでただけで、スポンサーグループが全員死んでしまったという。だから、ニューギニア編はないが、別に「秘境ニューギニアの旅:三修社1977」を出している。僕と白井さんが死なないのは、不思議だ。
楽しい時間を過ごした。もう一度次にくるときは、僕は80歳で80mの潜水をやり、その潜水も含めた、僕の全潜水、白井さんにアクアラングを習った(背負わせてくれただけだが)時から80歳までの技術論も含めたノンフィクションを出版してもってくる。たった2年だけれど、二人とも元気でいられるだろうか。
白井さんを訪ねると、いつでも助手の人が記念写真を撮る。写真には日付が入っているので、何時きたのかがわかる。
僕が来るというので、昨夜、これまでの写真を全部見て、集めてCDにしておいてくれた。それを見ながら話をしたのだが、1956年の分は、僕がすでに、当時にアルバムにしていて、その写真を使って月刊ダイバーに書いた。その月刊ダイバーを見せ、コピーをあげた。
1956年
2013年 今
僕と白井さんのスタンスは、僕が初めてアクアラングを背負わせてもらった1956年の時も、その後も、そして今日も全く変わらない。親切で優しくて、話していると本当の兄のようだ。僕は兄弟がいないから、理想の兄を思い描いているのだが、その兄だ。白井さんのところは、昔も今も、必要なだけのお金はどこからか沸いてでてきているらしい。僕のところはいつでも使うだけでてゆく。そんな話。そして ナンマタールの話もした。僕が行った時、様子を聞こうと電話したのに、いつもすべてを教えてくれる、白井さんが、なにも教えてくれなかった。そのことを言うと、意外そうな顔をした。僕にすべての資料を渡したと思っている。次に真顔になって、ちょうど、呪いのたたり最中でいくつものトラブルがあったときだったのだろうという。
そうかもしれない。
白井さんとは、ニューギニアの湖にすむ、「ルイ」という怪獣を探検に行く計画を本気で打ち合わせたことがある。ネス湖の怪獣はイギリス人のことだからジョークだと考えられる。ニューギニア人はまじめだからジョークは言わない。そんなことで装備の相談までしたのだが、実らず。後にこの「ルイ」はTBSかどこかで放映されてしまった。もちろん「ルイ」はでてこない。 白井祥平探検全集には「ルイ」の話もでてくる。この全集は、全10巻で、第一巻のナンマタール編がでただけで、スポンサーグループが全員死んでしまったという。だから、ニューギニア編はないが、別に「秘境ニューギニアの旅:三修社1977」を出している。僕と白井さんが死なないのは、不思議だ。
楽しい時間を過ごした。もう一度次にくるときは、僕は80歳で80mの潜水をやり、その潜水も含めた、僕の全潜水、白井さんにアクアラングを習った(背負わせてくれただけだが)時から80歳までの技術論も含めたノンフィクションを出版してもってくる。たった2年だけれど、二人とも元気でいられるだろうか。