大横川の桜の蕾が膨らんだ。3月は人が動く、教授は退官される人が何人か、移動も栄転もある。
風呂田先生の退官記念はこのまえやった。
お酒を飲めれば幸せな人だから、何回でも退官したいだろう。
社会スポーツセンターの遠矢君が、4月から、名桜大学(名護市)准教授になる。祝辞を述べることになっている。
遠矢君と入れ替わりに、おなじ吉田章先生門下の高野君が就任する。
祝辞で何を話そう。
僕自身が社会スポーツセンターの常務理事の時代に前任の今木君と交代し、遠矢君が来て、やがて僕が常務理事を退任して、僕の後任には筑波大学教授で、遠矢君、高野君の恩師である吉田章先生が着任しました。遠矢君は、僕が1968年から、全日本潜水連盟で26回続け、社会スポーツセンターに受け継いでもらって、19回になる水中スポーツ室内選手権大会を直接に担当してもらい、僕は何もしないで挨拶だけをさせていただくという良い身分になりました。現在のこの大会は、現場的には遠矢君が育て、築いてきたもので、彼の成長の軌跡でもあったと思います。その途中で、そのころ内にこもって、自分たちだけで自己完結し、社会的には評価されていない競技会をやっているだけの関東学生潜水連盟のめんどうを見ようと、遠いOBである僕が思い立ち、その具体的な策の一つとして室内選手権大会の運営をてつだってもらおうと考えました。すべて、このような大会は学生が仕切ってやるのが理想です。遠矢君はおぼえているかどうかわからないけれど、僕は彼に言いました。学生を大事にしてください。君の言うことを、本当の兄貴分のように学生潜水連盟が学生たちが聞いてくれるようになれば、一生の宝になるはず。そして彼は、やり遂げました。この経験も彼の今後の学生たちとの接触に大きな財産になると思います。現在のこの大会は関東学生潜水連盟がなければできません。彼らもそれによって、社会的な体験と勉強をしています。
他の分野での活動は、僕が直接にはタッチしていないので論究できませんが、彼の力が大きいことと思います。
遠矢君の人柄は、当初、まじめすぎてお尻を蹴飛ばしたかったのですが、そのまじめさを失うことなく、効率よく仕事を回転させる術を覚えて行きました。彼の良いところは、さわやかなルックスとともに、説明がとても明瞭でわかりやすいことです。耳の遠い僕にもはっきりと伝わります。僕が意味がはっきりとれるのは、ニュースのアナウンサーぐらいですが、ほぼそれと同等です。これらのことは、多分教壇に立つことだろう彼の今後に大きな武器になるはずです。
ここまでは助走距離で、ここからジャンプする年齢です。どうか高く遠く飛ばれることを願います。
こんな原稿を書いて居たが、吉田先生から出席者の名簿が送られてきて、焦った。関東学生潜水連盟からだれもでていない。聞けば、業界の集まりにだけ通知を出していて、学生連盟には出していない。18日の祝賀会だが、15日と迫っている、締め切りは11日だった。手元に副委員長の筑紫君のアドレスがあった。5000円と費用は高いけれど、だれか代表できてくれるとうれしいとメールした。それからの対応がきちんとしていて素早かった、今日、16日に、筑紫君は行きたいけど別の予定があってゆかれない。代表して委員長の高澤裕太(明治大学)君が来てくれると返事があった。本当に良かった。わかってくれていたのだ。それに、この競技会の運営に携わって、組織として社会的に成長している。後任の高野君も素晴らしい人なので、引継ぎができれば、さらに共に成長してゆくことができるはず。