186回 お台場
尾島夫妻 多留さん、山田さん、臼島さん
ラインをお願いしている山本さん、小林正昭さん、
そして、今回は環境省の小林和貴君が来てくれた。
朝の挨拶では、新しい条例ができて、研究のための生物採集が出来なくなり、その解除について苦労していることを尾島さんが報告した。新しい条例では研究の為であっても生物の採補が出来るのは、大学、あるいは公的な研究機関、お役所以外はできなくなった。特定非営利活動法人は出来ない。映像の撮影はできる。なぜ、こんな条例ができたかといえば、ナマコの類の密漁取り締まりからだというが、それに、尾島さんの研究がはまりこんでしまった。
ラインは、C ライン、山本徹さんがライン引きのプロフェッショナルになっている。小林正昭さんには、ラインに沿っての撮影をお願いしている。
小林和貴君には、僕のバディをお願いした。
僕のフィジカルは、日、一日とつらくなっているが、行けるところまで頑張る。体調は悪くない。
マスクマウントと棒、杖カメラで行く。
春濁りだろう。部分的に何も見えないところがある。3月も末なのにマハゼもまだだし、その他ハゼの類も出てきていない。プランクトン稚魚が、岸近くの一面に見られる。何の稚魚なのだろうか、ネットを引いて調べる研究者が居れば良いのだけれど。生きている牡蠣を見つけた。まだ小さく、若い。
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(321) 2021年 3月28日お台場 - YouTube
ラインに沿ってのヘドロも覆砂もきれいな状態を保っている。山本さんは100mを二本、200mを引いてくれたが、全体は小林正昭さんに撮影はまかせて、ぼくは100mでラインは切り上げて、岸辺の牡蠣殻の上を、杭列まで行った。杭にも魚もカニも見えない。
(321) 3月28日お台場、マスクマウントで撮影した、棒カメラによるライン調査 - YouTube
朝方は曇りで、弱い日差しも見えたのだが、潜る頃に豪雨になった。桜の「花に嵐」だ。
尾島ママカメラは、2台のうち1台がバッテリーがへたっていた。トゲアメフラシの他は、カミクラゲなど、クラゲばかり、魚は何も撮れていない。お台場全体にプアーだ。
岸の正面砂浜には、オリンピックのトライアスロン観客席が作られている。オリンピックのおかげで、この夏、お台場の砂浜は、クローズだ。
4月1日で、僕らの調査の面倒を見てくれていた港湾局計画課の萬年さんが転勤になる。お役人に転勤はつきものだけど、とても良い人だったので寂しい。