ログ date 2020 0726
コロナで出歩かないので、寝たきりにならないように歩くが、それも疲れる。海がなかったならば、寝たきりになってしまう。
①タイトル 東京港水中生物研究会
②メンバー 須賀 尾島 尾島雅子 多留 山本徹小林 三ツ橋 清水 山田 臼島 坂本
③場所 お台場海浜公園
④スポット ラインC
⑤天候 時々 大雨
⑥風 ナシ
⑦水温 24 ℃
⑧透視度 0。3から0。5m
⑨潜水開始 1030
ラインc 100mを2本 200m引いた。
ゴムボートで引くようしたかったが、ボートに二人乗れないのでうまく引けない。山本徹さんにお願いして、泳いで引いてもらう。
ENは、小林さんにサポートしてもらう。
アクリルの筒を持って行き差し込んで、横に倒して撮影すれば、覆砂とヘドロの層がわかるのではないかと試みた。筒の経は50mm
自分のカメラで巻き尺の目盛りを撮り、海底の表面を撮影してから、管を差し込む。手を差し込んで、手の平で口を塞いで抜き出し、横に倒して撮影すれば覆砂とヘドロの層がわかるだろうと考えた。その状況を海底に置いた自分のカメラとそして、小林さんのカメラで記録する。
結論として、あんまり、うまくいかなかった。が、状況はわかった。ヘドロ部分はズブズブと行くが、覆砂の部分は10cmほどしか入っていかない。
岸から100mまでの間には覆砂がされないで、ヘドロがそのまま露出しているところがある。覆砂の上にヘドロが浮き出して来たものではない。覆砂が殆どされなかったか、薄いのだ。台船が岸に寄れなかった。あるいは、岸近くは磯場であり、マハゼの棲む底相でもあるので、覆砂をしなかった。ために、岸から60ー70mあたりまでは覆砂が薄いか粗である。
巻き尺を継ぎ足した100mー200mまでは、表面は覆砂であり、ヘドロ部分はなかった。
次回からはアクリル管は必要なく、手を差し込んで見ればわかる。
①覆砂がされないか、覆砂が薄い部分、②覆砂の上に薄くヘドロが覆っている部分、③覆砂が表面にでている部分 に三態に分かれる。これを判別すればいいので、それにはアクリル筒が無くても良い。
覆砂の厚さを調べるためには、筒が必要だが、それは自分たちの目標ではない。
覆砂部分の表面にはバクテリアマットは少なく、その意味で覆砂は成功していると言えよう。
驚いたことに、あれほど多く海底を覆っていたスピオの棲管が、ほんのわずかになっている。多留さんに聞いたところ。無酸素状態になって、死んでしまって崩壊流されたのでは?それにしても不思議であり、追跡する要がある。
岸辺の多量の海藻が流れ着いており、見たこともない海藻だったので、植物の専門家である三ツ橋に聞いて見ると、海藻ではなくて、淡水の水草であるという。大雨て、隅田川上流から流れて来たものだろう。多分、お台場も大腸菌数が増えているだろう。
オリンピックが開催されるとすれば、スクリーンで防ぐのだろうが、スクリーンの内側は覆砂によって、かなり改善される可能性はある。
未だ、同じような調査を続けて行く。
一回目の潜水をライン調査で終えてしまったので、魚類、主にマハゼの姿をみようと、午後14時から潜水した。
午前中は、何とか見えたので、山田さん等は、マハゼを撮っている。
午後の潜水は、これまでの最悪だった。生物のいるエリアの透視度は、本当に20cm、魚を探すこともできない。
杭列まで行ったが、何も見つけられなかった。見えたのは、3cm大のニクハゼだけであった。
帰る道筋も見えない。2mまで潜ると1-2m見えるので、それで、帰ろうとしたが、コンパスを着けていないので、時々浮上して、コースを確認しなければならず、苦労した。
その戻り路、覆砂のないヘドロの上を通ってきたのだが、硫黄バクテリアは、例年通りだった。
自分は、覆砂のライン調査で、できないので、生き物の撮影は尾島雅子ママにお願いした。この人は、生き物を探す達人だが、これまで、カメラを持たなかった、LCDライトとウエアラブルカメラら ビクチュアーを組み合わせたセットを持ってもらっている。これまでは、あまり成功していなかったが、これで4回目である。
ビクチュアーは、いいカメラだが、全然作動しないと戻ってきた。同じカメラ、2台目を渡して、撮ってもらった。
Bライン付近に行かれたが、ここは、Dライン地帯よりも透視度は良かったとのこと。撮影は成功した。
トゲノコギリガザミは、パーフェクトであり、ほかに メバルの稚魚(1尾だけ)アカオビシマハゼも良かった。