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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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お台場 まとめ&12月29日

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12月29日 きれいなヘドロ

お台場のことを書いているとき、自分の書いたことを調べる。直近のブログリストである。9月に、まとめ的に6回連続で書いている。 https://jsuga.exblog.jp/29634639/ なぜお台場  0911
https://jsuga.exblog.jp/29641978/ お台場物語 2 0916 https://jsuga.exblog.jp/29645432/ お台場物語 3 0918 https://jsuga.exblog.jp/29651751/ お台場物語 4 0922
https://jsuga.exblog.jp/29657620/ お台場物語 5 0926
https://jsuga.exblog.jp/29661022/ お台場物語 6 0928 ところで、お台場に月例で潜っていることの最近の記録は? https://jsuga.exblog.jp/29550448/  8月2日に 6月の代70回と7月の171回をまとめて書いてある。6月をスリップさせてしまったのだ。 https://jsuga.exblog.jp/29610349/  8月27日に 8月25日実施の記録を第172回を書いている。。 https://jsuga.exblog.jp/29676527/  10月8日に 173回の9月29日を書いている。  ここでプッツンと切れている。10月以降の記録がない。 ブログとはログ 記録なのだから、お台場の記録がきれている。そんなはずはないと焦った。 わすれていたのだ。10月は東京湾大感謝祭と重なったり、尾島さんの都合がわるかったりで、中止にして11月17日と12月29日で、今年度は終了、1月以降はオリンピック準備のために、お台場に入場できないので、オリンピック終了まで、お休み、オリンピック終了後もお台場が港湾局の管理に戻らないので、何時再開できるか見通しがつかない。ということになった、 それにしても、11月17日と12月29日 第174回と175回の記録、ブログ、ログがない、12月1日のシンポジウムの準備に追われて、ブログを書いていなかったのだ。12月29日の記憶はあるけれど、11月17日の記憶はまったく消えている。そういうことなのだ。書いておかないと端から忘れ去っていってしまう。85歳とは、そういう年齢なのだ。そして、書いたとしても、それをどこに書いたのかわすれさってしまう。11月17日、カレンダーの予定表に「お台場」とかいてあるだけだ。
写真記録をみると。11月17日は 午前中の水中 終点の杭の列まで行っている。っている。ほどんど魚は映していない。午後は360度カメラを棒の先に付けてとっている。牡蠣を割って、魚を集めて撮影している。このことをブログに書かないはずはない。もう一度ブログを調べる。ブログにはやはりなかったので、フェイスブックには、何か書いてあるはずだ。フェイスブックを調べる  フェイスブックにこれだけあった。
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「お台場,二回潜水、それなりに疲れた。牡蠣を割って魚を集める。ようやく、イソガニ(タカノケフサイソガニ)が姿を見せた。今年初めて見る。健在だったのだ。
小さいエビが多数。シラタエビだとか。午後には全部姿を消した。潮時で出てくるらしい。
お台場で360度カメラ、面白くもおかしくもない。」
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牡蠣を割っての魚集めに成功している。360度撮影、カメラは無事だったが濁った水が撮れているだけだ、 12月29日 第175回 これは、記憶にある限り書いておこう。 この日、すでに工事が始まっていたが、工事はお休みで、一般の人は日曜日でもだれも来ていない。 東京都港湾局環境課の羽田課長 さんが来られて、1月の中旬には、砂をコース上、おおよそだけれど、泳ぐコースの上あたりに覆砂するそのことについての僕らの意見をききたいということだった。 研究者の多留さんとしては、効果があるかないかわからないといういけんだった。僕もわかるはずもないが、匂いのもとである硫化水素の上を覆うのだから、一定の効果はあるとおもう。 そして羽田さんの説明では、コースは岸に沿った岸近くになるとのことで、これは、良いことだと思う。 一年前にオリンピックパラリンピック委員会にやはり意見を聞かれてお話に行ったときには、コースはお台場の中心を横切るような形の図を見せられた。 お台場海浜公園は、中心部はマハゼが巣穴を掘るようなやわらかい泥、俗にはヘドロである。 夏季、このあたりの海底は、富栄養化による赤潮(プランクトン)群衆が沈殿して、表層水温が上昇して、そして撹拌する強い波もないために海底との対流が起こらず、海底は無酸素状態になる。マハゼは酸素不足に強く、だから江戸前の魚なのだろうが、無酸素の海底にも元気でおよいでいるが、無酸素のヘドロの中に硫化水素が発生する。この硫化水素は猛毒とされているが、海底の泥を掬って舐めるわけではないから、僕らに被害を及ぼすわけのものではない。 水中を潜るぼくらに何の被害もないのだから、水面を泳ぐトライアスロンの選手に被害が起こるとは思えないが、硫化水素は匂うのだ。いわゆるどぶ泥のにおいは、この硫化水素が発する匂いである。2019年夏の予備大会で泳いだ選手の何人かがトイレの悪臭がすると発言したために、臭いものには蓋、ヘドロを砂で覆ったら匂いが治まるかと覆砂が行われる。 風呂田先生は覆砂について、どちらかと言えばネガティブな意見で、ヘドロの下に沈んでしまってあんまり効果はないのではないかという。   お台場海浜公園は、中心部はマハゼが巣穴を掘るようなやわらかい泥、俗にはヘドロである。 夏季、このあたりの海底は、富栄養化による赤潮(プランクトン)群衆が沈殿して、表層水温が上昇して、そして撹拌する強い波もないために海底との対流が起こらず、海底は無酸素状態になる。マハゼは酸素不足に強く、だから江戸前の魚なのだろうが、無酸素の海底にも元気でおよいでいるが、無酸素のヘドロの中に硫化水素が発生する。この硫化水素は猛毒とされているが、海底の泥を掬って舐めるわけではないから、僕らに被害を及ぼすわけのものではない。 水中を潜るぼくらに何の被害もないのだから、水面を泳ぐトライアスロンの選手に被害が起こるとは思えないが、硫化水素は匂うのだ。いわゆるどぶ泥のにおいは、この硫化水素が発する匂いである。2019年夏の予備大会で泳いだ選手の何人かがトイレの悪臭がすると発言したために、臭いものには蓋、ヘドロを砂で覆ったら匂いが治まるかと覆砂が行われる。 風呂田先生は覆砂について、どちらかと言えばネガティブな意見で、ヘドロの下に沈んでしまってあんまり効果はないのではないかという。  僕の考えでは、この覆砂がこの海域全体、覆砂をしていないヘドロ部分がまだ多いはずだから、その部分も含めての環境改善になるとは思えないが、覆砂した部分での硫化水素の発生が抑えられれば、その直上のにおいは軽減するのではないかと思う。お台場の人口砂浜は、ヘドロの上を覆っている部分もあるはずだが、その部分、つまり砂浜部分では硫化水素は発生していないと考えられる。 硫化水素の発生とその度合いについて僕らは定量的に測定したことはない。僕自身は測定の方法も知らない。 ただ、硫化水素の発生しているところには、硫黄細菌(硫黄バクテリア)が発生している。硫黄細菌は白い髪の毛のような形で海底を覆っている。硫黄細菌が毒なのかと、思っていたが、硫黄細菌には罪はなく、硫化水素を同化している。硫化水素を減らすことにもなっている。 この海底の白いカビのようなものは、ライン撮影で確認できるから、これで硫化水素の有無を視覚的に調べることができる。と僕は思って、2016年、17年、18年、19年と夏季の硫黄細菌の多い時にライン撮影している。 冬季には、ヘドロの上も無酸素にならないので、硫化水素は発生せず、硫黄細菌も見当たらない。きれいなヘドロである。 そのきれいな状況を、70mのライン撮影をした。 後から、この映像を羽田課長に送った。 これで、オリンピック前の例えば6月に同じラインの上を撮影して硫黄細菌が出ていない、あるいは少なくなっていれば、硫化水素の発生は防げたとみられるだろう。 風呂田先生の意見では、確かに、硫黄細菌の生えているところは硫化水素が発生しているが、硫黄細菌が見えなくても、硫化水素が発生していないと断定することは難しい。測定して見なければわからないという。研究者としての意見としてはそうだと思う。僕はかつて研究者の卵で会った時から、須賀の考え方は短絡的でいけないと怒られたが。僕はとりあえず短絡的に考えて、その検証をすればいいのだと思っている。 硫黄細菌の少ないところは硫化水素がない、もしくは少ないと短絡的に考えて、その場の硫化水素を定量的に測定して、比較すればよいわけだ。
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 さて、第176回の調査はいつできることだろう。

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