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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0621 波佐間人工魚礁研究会 6月20日

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 プラン:ログ  date 2019 0620
 第25回 人工魚礁研究会  
 一回目の潜水
 ①目的:タイトル 人工魚礁研究会
 ③場所 波左間
 ④スポット 6mFP 10個
 ⑤天候 晴れ 東の風 微弱、 波高0。3m (プランでは予想)
 ⑥風  東
 ⑦水温 23 ℃
 ⑧透視度   m
 ⑨潜水開始予定 10時30分  
   潜水時間    分 ターンプレッシャー 80
 ⑩最大水深25,8 m
 ⑪潜水終了    
 ⑫インターバル プラン 90分
 ⑬チーム 須賀 山本徹 佐藤允昭 早崎 小俣 
  東大探検部  田村陸タムラリク(3年) 實藤未来サネトウミク(2年)白寧杰ハクネイケツ(2年)
 ⑭バディ A 須賀 佐藤允昭 山本徹
      B 早崎 小俣
      C東大3人  
 ⑮残圧予定  50
  二回目の潜水
 ①目的:タイトル 人工魚礁研究会
 ③場所 波左間
 ④スポット ドリーム
 ⑤天候 
 ⑥風  
 ⑦水温 23 度℃
 ⑧透視度 15m
  インターバル 1時間30分
 ⑨潜水開始   時
 潜水時間 30 分 ターンプレッシャー 80
 ⑩最大水深 22、5   m
 ⑪潜水終了 13 時
 ⑫
 ⑬チーム 須賀 山本徹 佐藤允昭 早崎 小俣 東大探検部 田村陸 實藤未来 白
 ⑭バディ A 須賀 佐藤允昭 山本徹 B 早崎 小俣 C東大3人
 ⑮残圧予定  50 これは、いつも僕が使っているプラン:ログ シートで、このブログにもいつも貼り付けているもの 潜水前のブリーフィングでこれをプリントしたものをチーム全員に渡した。自分としては、これがPCにはいっているので、これに時刻とか水温とかの数値をダイブコンピューターから読みとって記入すればログになる。それに、経過、注意事項などを書き込む。
、プランとログの差を読みとることもできる。自分としては、ようやくたどりついた計画書プランである。
 
 6月18日 久保さんとこの潜水の計画、そして実施について、話し合った。
 この潜水、日本水中科学協会の主催行事として行っている。何事かあれば日本水中科学協会が責任を追及される。その代表理事である須賀の責任も追及される。日本水中科学協会の保険で対処できるだろうか?
 日本水中科学協会の行事とするのをやめてしまう。個人で勝手に、集まって潜っているのならば、責任は発生しない?まあ、バディとしての責任ダイビングの世話をする荒川さんの責任は消せないけれど。
 しかし、日本水中科学協会の設立の目的、目標の最大のものは、日本での海洋研究のフィールドワークの安全確保手段の確立と普及である。これを逃げてしまっては、僕はこの世に存在できる意味が無くなる。
 ダイビングは、突き詰めたところでは自己責任だが、主催者の管理責任が存在する。
 何かが起こり原因が追究される場合、その一が計画と実施の齟齬である。計画が文書として残っていなければ、その説明もできない。
 これまでも、この計画書は自分のPCに入っていて、ログにも、残していたが、それでは証拠記録にはなりにくい。プリントしてブリーフィングで渡すと言うことを、これまで一度しか、それも最初の一回だけしかやってなかったことが、おかしい。 10時30分 潜水開始とすると集合は0930、遅くても10時である。といって、急がせて事故を起こすようなことがあれば、この方が潜水事故よりも恐ろしい。遅れても待っているので焦るな。と言うことで、東大探検部の到着が、予想通り遅れ、ブリーフィングの時間がなくなり、ペーパーを配って、その意味、概略の説明だけで終わってしまった。次回からは、細部の説明それぞれの動きにつての質疑、打ち合わせができるようにしたい。 さて、潜水記録だが、
ログ  date 2019 0620
 第25回 人工魚礁研究会  
 一回目の潜水
 ①目的:タイトル 人工魚礁研究会
 ③場所 波左間
 ④スポット 6mFP 10個
 ⑤天候 晴れ 東の風 微弱、 波高0。3m 
 ⑥風  東
 ⑦水温 21℃ 予想は 23 ℃
 ⑧透視度 15 m
 ⑨潜水開始 11時12分 予定の10時30分から42分の遅れだ。  
   潜水時間 30 分 ターンプレッシャー 60 予定は 80
 ⑩最大水深26,1m 予定は25,8m m
 ⑪潜水終了    11時42分
 ⑫インターバル プラン 90分
 ⑬チーム 須賀 山本徹 佐藤允昭 早崎 小俣 東大探検部 田村陸 實藤未来 白
 ⑭バディ A 須賀 佐藤允昭 山本徹
      B 早崎 小俣
      C東大3人  
 ⑮残圧予定  50  実施50強
 
 5月には、この魚礁にイサキの群が来ていたが、まだ付いている状態ではなくで、ダイバーが接近すると魚礁から出て、逃げてしまったので、撮影できなかった。今回は、魚礁の外側を見回りながら接近すること、そして、魚礁の底の、ブロック下のイセエビの確認 オオモンハタとメバルの様子が僕の観察ポイントであることをバディの佐藤君に説明した。佐藤君は、魚類のDNA分析のための魚類観察と水の採取。山本さんは僕と佐藤允昭さんのフォローとサポート、そして自分の撮影。 東大探検部の3人は、前回 5月に見ていたところでは、まとまりがあり、動きにはまったく問題はない。そう、彼らの状況観察も僕のテーマの一つなのだ。
 前回、見ていたら、細いダイブラインリールをラインとして使っていた。ラインを基準にして動くというのは、僕のダイビングコンセプトの一つなので、良いことなのだが、ダイビングのラインでは細すぎて見えにくいし、遠くからはみえない。チームが確認できにくい。使い勝手も良くない。測量用の巻き尺を使ったら、とアドバイスした。アドバイスした手前、持って行ってあげようとした。ところが前回のお台場で使う予定でバッグに入っていたはずなのに、逃亡していてない。およそ2時間探したが無い。次回のお台場でも使う予定なので、アマゾンに発注した。水中で使うので一番安い、1500円のものだ。お台場用なので100mにした。
 間に合わないが仕方がないとあきらめたが、探検部は、30mのものを購入して持ってきていた。そして、30mのものだ。30mで、この調査では、必要十分だ。他の調査でも使うからと大は小を兼ねると100mにしなかったところが良い。30mは、コンパクトで使いやすそうだ。 早崎さん、小俣さんはテクニカルダイバーとして一人前なので、これという指示をしなかった。後から考え、反省するとすれば、東大について、それと無い、ケアを頼んでおけばよかった。つまり、3バディのチームとしての働きの考えが無かった。次回の注意事項にしよう。 僕一人だけ、ドライスーツだ。この前の宿毛で22℃でウエットで寒かった。ウエイトが重いこと、バランスが悪いことを辛抱するのと、寒さを辛抱することを比べて、寒さの方がつらいのでドライにした。この様子だと、周年、南の島に行くとき以外はドライになりそうだ。
  潜水開始して、キヌガワのドライフィンにして、この前のお台場でのテストではバランスが良くなったはずなのに、満足できない。これはもう、高齢者の平衡感覚失調だと我慢する他無いのだろうか。
  
 予想していたように、30cmクラスのイサキが群れていた。今回は魚礁に付いていて、ダイバーの動きで、魚礁から出て行くが、また戻ってきたりしている。また、小さい、10cmに充たないタカベの群も魚礁の中にいる。透視度は、15mとしたが、透明感が今一つ無い。カメラを向けて撮影すると、Olympus TG4が機嫌を悪くして画像が消えた。陸上でカメラがむき出しならば、バッテリーを抜いて、リセットすると元に戻るのだが水中ではできない。バッテリー節約のための自動オフなのかとそれは切ってあるのだが、ときたまこうなる。僕の能力では、理由がわからない。
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             イサキ 右側、タカベ 左側、ここでカメラが止まってしまった。

 仕方がない。AKASO braveに頼る他無い。むしろ、この撮影ではAKASO braveの方がきれいに見えることもある。
 AKASO braveも機嫌が悪くなることもあるので、撮影の赤い点灯を常に確認する。ところが、戻ってきて確認すると、このFP6mのAKASO braveが回っていなかった。作動ランプも確認しているのに、何と言うことだ。こういうこともあろうかと、サブのSJ4000をマスクマウントにして持って行っているのに、これは、AKASO braveが回っていると確認しているので回していない。で、この回の潜水はOlympus TG4のテストとしてシャッターを押している、最初の数枚だけで、映像が無い。イサキも、メバルも、そして、東大探検部も、良い(記録として)映像が撮れているのに悔しい。次回からは、撮影ランプ表示だけを信用しないで、水中で撮れていることの確認をして置かなくてはいけない。そして、マスクマウントも回しておく。 撮れていないカメラで、イサキの様子、メバルの様子。オオモンハタは寄れていないのだが、撮影した。中心部の隙間のイセエビは見られなかった。バランスが悪いので、良いポジションが決まらなかったのだが。小俣さんは底で、4尾見ている。 東大は巻き尺ラインを固定して魚礁の長辺に延ばし、テープに沿って撮影しながら、固定した基点にもどっている途中。しっかり撮影しているので進行速度が緩い。3年の田村君がカメラで、なかなか安定が良い。2年の實藤さんが、巻き尺の操作、同じく2年の白君が、サポートで良いチームワークだ。これを僕が撮っているのだが、撮れていない。
 僕の残圧が80に近づいている。東大にも上がる指示を出そうかとして實藤さんと眼が合いそうになったが、僕のタンクは彼らよりも小さい。それに彼らの空気消費は僕より遙かに少ないはず。まだ120以上残っているはず。そのままにして、僕のバディは浮上した。
 そこで、悔やんだのは、ベテランの小俣、早崎バディに学生のケアを頼んで置くべきだったということ。
 浮上して、先に浮上して待っていてくれる荒川さんにカメラを受け取ってもらい、山本さんにフィンを外してもらう。荒川さんが、タンクは背負ったまま上がりますかと聞いてくれた。自信がないのでタンクは受け取ってもらう。
 荒川さんは、一緒に潜ってくれた全般を見張り、ガードして僕より早くあがり僕を引き上げてくれる。
 僕らの後、学生3人が浮上して舟に上がる。
 次に早崎さん、最後に小俣さんだが、この二人は時間差があった。
 やはり、学生のフォローを頼んで置けば良かった。
 
 二回目の潜水
 ①目的:タイトル 人工魚礁研究会
 ③場所 波左間
 ④スポット ドリーム
 ⑤天候 
 ⑥風  
 ⑦水温 21度  予想 23 度℃
 ⑧透視度 15m
  インターバル 118分 プラン90分
 ⑨潜水開始 13時40分  時
 潜水時間 34分 予定30 分 ターンプレッシャー 80
 ⑩最大水深 23,3m 予定22、5   m
 ⑪潜水終了 13 時
 ⑫
 ⑬チーム 須賀 山本徹 佐藤允昭 早崎 小俣 東大探検部 田村陸 實藤未来 白
 ⑭バディ A 須賀 佐藤允昭 山本徹 B 早崎 小俣 C東大3人
 ⑮残圧予定  50 潜水のインターバルに昼食、荒川さんのカレーは、下手なレストランよりもおいしい。
 食事した分だけインターバルが延びた。 ボートの上で、ドリームの僕のコースを説明した。
 こちらの方は、AKASO braveも、Olympus TG4も問題なく撮影できている。
 どちらかと言えば、FPがメインの気持ちなのに。
 学生に、こちらは巻き尺はいらない、と言おうかとして、言わなかったが、持って入っていない。良い判断をしている。相変わらずまとまりはよくて、カメラを向けると、常に広角170度の範囲に3人が入っている。
 そうだな、バディの間隔として、超広角の撮影範囲に常に入る距離、という表現も使える。
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               狭い魚礁の中でも3人顔を寄せてなにか話し合っている。
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 これまで、日本水中科学協会のシンポジウムでは、学生のダイビングで監督 コーチの講演、発表をお願いしてきて、学習院、芝浦工大、中央、法政と続けてきたのだが、東大は学生に。彼らのシステムについて発表してもらおうかと考えている。自分たちのシステム、フォーメーションについて、かなり、自信を持っていて、確信的に動いているようにみえる。これは、僕が昔、指導していた頃の宿題でもあり、それが完成に近づいているとすれば、それをさらに向上させる意味で、僕らのシンポジウムでの発表、そしてディスカッションは、意義があるだろう。それにつけても、1回目の潜水で彼等を撮った映像のミスが大きい。 手慣れた場所なので魚についてだけ。
 まず、ドリームには、イサキの群がきていない。たまたまだと思うが、イサキが入り込むの二は、ドリームは密にすぎるのかもしれない。
 オオモンハタ、メバルは、予想していたよりも少ない。
 前回5月と同様に大型のカサゴが目に付く。
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               オオモンハタ
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                カサゴ
 
 僕のエキジット、今度はフィンを外してもらっただけで、タンクは背負ったまま梯子を上った。 戻り道、マンボウランドに寄って、ジンベイを見た。僕はタンクをぬいてしまっていたし、それにまたエキジットに手数をかけるのがいやなので、スキンダイビングでの水面から見るだけにした。
 ところが、そのとき、ペンタックスのメモカメラを手にしてバックエントリーで飛びこんんだら、その衝撃でだろうか、カメラが映像を映し出さなくなった。GPSも付いていて、タフが売りもののカメラなのに、寿命だったにしても、脆弱だ。
 その一代前の、同じペンタックスのW90も持っていて、使っていないので、こんどはこれ、W90が壊れるまで使うことにした。このw90の方がデザインとして良いし、大きさも一回り小さいので、後ろポケットに入りやすい。これで良い。 全体の反省をしてみると、僕、須賀と佐藤允昭さんのバディは間違いだった。これまで、バディになっていたのでその流だが、それも含めて、二人とも別の目標を持っている。
 今回、ここでは、小俣さんに佐藤さんのバディを頼むべきだった。
 小俣、早崎のバディ、は上手なテクニカルダイバーどうしの組み合わせで、これもここでは、無い話、うまく機能しない。
 ダイビング中、早崎さんとすれ違うことが多かったから、僕とのバディでも良いし、東大の3人に付いてもらってもよかった。そうすれば、僕の空気が少ないので、先に上がるときに、心を残さないで済んだ。
 人工魚礁という、安全なフィールドで、しかも荒川さんのサポートを受けているので、それだけで十分と、思考が停止していた。
 
 海洋調査探検部については、次回、もう少しコースと彼等のライン調査の方法を議論して、僕の魚類調査と重ね合わせ、僕の被写体が魚類+探検部になるような方法を考えよう。彼等も50周年での記念集会にここでのダイビングを発表する、そのときに、映像があれば、発表の材料になる。 機材はぼろぼろになったが、そのことも含めて、考えることの多い、充実したダイビングだった。
 このブログももう少し推敲したいけれど、その時間がない。

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