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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0127 お台場 1月

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            お台場は、トゲアメフラシが激増中

 シンポジウムは、やれることはやったし、あとは、ベストな講演ができればそれでいい。 でも、それに集中しているときに、海に潜ること、そして、そのログをこのように書くこと、かなりの負担だが、トレーニングだから。  ログ  date 2019 0127 ①目的:お台場月例調査 ③場所 お台場 ④スポット  ⑤天候 晴 ⑥風  北 冬型で寒い ⑦水温 9,8℃ ⑧透視度 50ー70cm お台場としても最悪  ⑨潜水開始 1021 潜水時間  60分 ターンプレッシャー 40  最大水深 2   m ⑪潜水終了 1125 ⑫インターバル  ⑬チーム 須賀 多留 尾島 尾島ママ 風呂田  ユニット ⑭バディ  ⑮残圧 ⑯適要 測量棒による牡蠣の定量調査の実験 AKASObraveのテスト 寒くてエキジットの時に フィンをぬごうとしてフリーズ     がっちり、冬型の気圧配置、波左間付近の波浪状況の図は真っ赤に、波高5m以上に、染まっている。お台場はいつも凪だが、インフル、所用、寒さ、などなどの理由で、今日のメンバーは、尾島夫妻、僕、多留さん、それに風呂田先制の5人だけ。  僕のやることは、新しく買ったAKASOのbrave4のテストと、そして、1mの測量棒を使って、牡蠣の定量撮影ができるか、その手法テストだ。テストの結果が良くて、写真が撮れれば、シンポジウムでの発表のお台場編の末尾に加えようか、とも思っている。 冬型だから、しっかり寒い。寒さはつらい。天気は晴れている。  高齢の辛いことは、自分で自分のことのすべてができないことだ。尾島ママに、世話係を頼んでしまっている。どうも、BC.の背負い具合が悪い。右手を通して、左手が差し込めないのだ。次は替えなくてはいけないかもしれない。 例によって這ってのエントリーだ。お台場だからできるが、もう、大瀬崎は行かれない。悲しい。 水温は10度を割って、9,8度だ。 左手にカメラを持って、右手に測量棒を持つと、手一杯だ。
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 冬だから透視度が良いだろうと決め込んで居たのだが、冬濁り、冬型のプランクトンの大量発生なのかまるで見えない。測量棒の先端に白いカードを着けていて、このカードが、見えなくなる位置が自分流の透視土なのだが。それが、50cmぐらいだ。周囲は何も見えない状態と思えば良い。新しいAKASOのファインダーが消えていて何も見えない。電池節約機能はオフにしておいたのに、見えない。青いパイロットが点いているから電源は入っている。液晶が見えなくては計測ができない。 牡蠣のあるところにこの棒を置いて、棒の脇を撮影距離20cmぐらいで舐めて行き、生きている牡蠣の数を撮影しようという考えだ。 ファインダーが見えないことを、ファインダーが点いていないのではなくて、透視度が悪くて、見えないのだと思いこんでいる。測定点の1、公衆トイレを過ぎたあたりは、とにかくそれでカメラを動かす。 次の測定点、浮き輪が付いている杭の前で、AKASOのファインダーを確認しようと、測量棒を置いて、体を立てて頭を水面に出そうとした。水深は1,5mほどだ。身体のバランスが悪くてよろめいて後ろに足を送った。棒から1ー2m離れたと思う。液晶は見えない。明るさのせいでは無いことがわかった。回って居るものと信じるしかない。ハッと気づいた。棒を見失った。長さ1mの大きなものだが、身体を沈めても見つからない。次の機会で、少し水が見えればすぐに見つかるのだが、棒が無くては、今日の潜水の意味が無くなる。パニックにならないように落ち着いて探そう。後ろに足を送ったのだから、前方にあるはず。身体の向きが変わっていなければ見つかるはず。1分も探しただろうか、左前方で見つけた。 オリンパスで動画を撮っておく。AKASOが撮れていれば後で比べられる。 終点の杭の手前が一番牡蠣が多い。しかし、牡蠣の表面に小さいヒバリガイ?の類がびっしりと付いていて団子のようになっている。生死の確認が難しい。うっすらと口を開けているのが、生きているのだが。
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 濁っていて杭が見つからない。見つけても魚はいないから、それに、寒くなってきたので、戻ることにする。戻りながら、棒を置く撮影を二カ所ほどする。AKASOは、電源ボタンを押すと、液晶が点くことがわかった。タイマーも読めるから、時間経過もわかる。 戻り着いて膝をつけてマスクを外す。手が塞がっていて、マスクの曇りを洗うことができなかった。 膝をついて、後ろ手でフィンを外そうとすると身体が動かない。寒さでフリーズしている。何とか外して立ち上がろうとしたら、腰のベルトがずり落ちた。手が塞がっていて、締め直しができなかったのだ。尾島ママが、来てくれて助けてくれる。 測量棒を杖にすると、立ち上がりやすく、歩きも楽だ。
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 東大海洋研に行っている杉原奈央子が、子供連れで、ケーキを持って、僕の誕生日を祝いに来てくれた。90歳までお台場で誕生会をやろうと風呂田先生が言うが、無理だろう。  戻って撮影結果をみる。カメラは回し続けではなく、きっちりオンオフして、撮影しなくてはだめ。当然のことなのだが。そして、牡蠣、一つずつ撮らなくてはだめ。 次の2月でなんとかできるようになるだろう。

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