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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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1206 海豚倶楽部 忘年会

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 落ち葉が風に舞い上がる。晴れているからそんなに寒くはない。海豚倶楽部の練習、太陽がプールに射し込んでいる。今頃の季節の9時から10時半ぐらいまで、射し込む。フィンが作り出す泡が光り輝く。真珠ともちがうし、ダイヤモンド、宝石の類では、空気の珠は例えられない。もちろん写真を撮っても、動画でも再現できない。アイマックスだったら、どうだろう。
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 浦安オリエンタルホテルで倶楽部の忘年会、僕は、オリエンタルホテルのバイキングが好きだ。僕の身の丈にあった味がして、何でもある。このバイキングの忘年会がこれまで回数が多い。その他、屋形船も2回、スパ、温泉も1回か。倶楽部を作ってからたしか16年かな。毎年忘年会をやっている。
 バイキングで満足なのだけれど、今日はカラオケだという。カラオケをやらなければ、気がすまない人が何人か。バイキングではカラオケができない。今日は、カラオケ一筋のカラオケルームだ。バイキングの前を素通りして、カラオケルームに、僕は耳が聞こえないから、カラオケは得意ではない。
 処々方々で人間関係のいろいろがある。もう後何年の命なのだから、クールでなければいけないと自分に言い聞かせて生きている。海豚倶楽部は、そんな苦労は無くて、ただ大事にしてもらっている。
 何が良かったかと言えば、僕が会長ではないことが良かった。僕が教えた人たちの集いから始まって、つくったのだから、僕が会長で当たり前なのだが、会長になるというのはあまり好きではないし、創立のときに倶楽部を仕切ってくれた有◯さんが頭の良い、何かマネージャーをやっていた人で、みんなで交代で会長、及び役員を決める制度を作ってくれた。もちろん、再選も良いのだが、だいたいにおいて、ベテラン、新しい人が交互に会長、役員になるのが慣例になっている。
 だから、ほぼ全員が役員経験者になる。会長ではない僕がいることで、バランスがとれているのだろう。とにかく、僕が楽しければ、みんなも楽しいのだろうと思い込んでいる。僕が死ぬまで、これで行けるだろう。今年は楽しかった。来年も楽しくありたい。 で、耳が聞こえづらくても、カラオケは付き合わなければいけない。「パラオ恋しや」を覚えた。これが曲目に入っていれば、歌おう。さすがカラオケ専門ルームだ。入っていた。歌わなくてはならない。「島で暮らすなら、ダイバ船にお乗り」という歌で、昭和12年、岡晴夫のヒット曲だ。ユーチューブで練習した。この曲についても、書くことがあるが、それはいずれ。
 調子の良い手拍子で歌える曲だから、ダイバーの歌に良いだろう。
 それと、カラオケで、盛り上げ役の前会長、彼女がこの忘年会までの会長だったので、カラオケルームになった佐々木さんとのデュエットも義務づけられているようなので、石原裕次郎になる。
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  まあ、そんなことで、今年も無事だったと挨拶したが、考えたら無事ではなかった。Aさんが、練習の後で倒れた。今も意識が戻っていない。プールで倒れたら、ちょっと大変だったかも知れないが、着替えて外にでる出口で倒れた。血圧が高いのは知っていた。平均年齢の高い生涯スポーツの倶楽部だから、今後もあることだと思っていなければならない。気分的にフラットで、Aさんのことも、僕の意識の中で事故になっていない。未だ、お葬式の知らせは来ていない。だから、何事もなく一年が過ぎたと思って挨拶している。灯が消えるように消えていく。それで良いのだと思う。
 去年、2015年の遠足で、彼女のゴムのサンダルが、伊豆大島だったのだが、プールサイドにぽつんと忘れ去られたようにあって、鮮やかなオレンジ色のサンダルだったのだが、僕がそれを履いてみた。Aさんが「そのまま履いていなさい」というので、そのまま履いて東京にもどり、今年の夏には、ダイバーバッグに入れている。

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