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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0820 西川名オーシャンパーク

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 西川名オーシャンパークをやっている石川文明は、大学の潜水部の後輩である。後輩であるばかりでなく、卒業後の関わりは書けば長くなるので次の機会にする、というつき合いだ。  今度 立派なボートを建造した石川君の夢のボートなのだろう。僕は、この2年ばかり、2014年から西川名を訪れていない。波左間が僕のダイビングのベースになっている。潜水の目標である人工魚礁が多く、それにオーナーの荒川さんが、良くしてくれていて、心地良い。館山海域全部の人工魚礁を調べたいので、そのベースにもなっている。 しかし、新造のボートを見に行きながら、このボートでの潜水を石川君とバディでやりたいと話した。これからも僕のベースは波左間であることは、まちがいないが、久しぶりの西川名も見ておきたい。のんびりしたいので、ウィークディにしたい。仲間の山本君も同行したいと言ってくれていたが、伊豆大島に行っていて今日はNG。
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                緑にカメラを持たせて、助手のつもり
 村上緑は小学校3年生の時に船の科学館の流れるプールでのスノーケリング練習会にお父さんと親子で参加してくれた。夏休みの間に3回ぐらい来てくれた。浦安プールのスノーケリング教室にも来てくれて、浦安フリッパークラブという子供たちのグループにも参加してくれた。そのほとんどが欠席なしだった。その後、御蔵島にも行き、中学生になり、辰巳のプールでスクーバを教え、スクーバにも連れていった。やがて、お父さんと二人でもスクーバに出かけるようになった、僕は一年に2回ぐらいしかつき合えない。それでも2回は必ず連れて行って、高校生になり、大学生になった。 今年も、GWに、赤沢に行った。中川等と80歳80m潜水の打ち合わせものときだ。「夏休みはどこかに連れて行ってもらえますか」というMailが来て、西川名行きと結びついた。 乗り物酔いの激しい子で、いつも吐く。吐かないためには眠っている。それでもダイビングには来るのだ。嫌いなら来ない。 この前のGWの時から、お父さんと一緒だが、軽自動車を彼女が運転して、、来るようになった。  今度の西川名、もう一つの目的もあった。それは久しぶりのカメラテストである。 撮影も人それぞれである、それぞれ、自分の撮影につかうカメラ、周辺機材を買って、自分がやりたい撮影をする。やりたい目的の撮影と合致させるテストをする。チューニングともいう。 僕の場合、お台場の撮影、豊潮丸の撮影、そして人工魚礁調査の撮影だ。記録的な色彩も強いというか、調査記録そのものだ。 ブログに載せたり、フェイスブックに使ったりもする。作品をつくるとか、写真展に出すとかいうことはここのところない。しかし、自分の書く出版物には使う。もちろん調査の報告書、企画提案にも使う。 それともう一つ、「豊かな海」という水産関連の団体の機関誌の表紙も請け負っている。それが、そろそろストックが尽きてきた。ほとんどのストックはフィルム時代、ニコノス20mmで撮った写真だ。最近の動画から切り抜いた画像でも、大丈夫で、一度だけ、海女さんの写真を使ったが、見るとやはり、いま一息で、そのつもりでその為に撮ったものにしたい。西川名は撮れるだろう。  久しぶりでキヤノンEOSデジタルXの一眼レフを使う。この一眼レフは2007年頃買った。フィッシュアイのハウジングが小さかったので、ニコノスを使うような感じで使えるのかと思った。GOPROを使うようになり、ペンタプリズムの上にGOPROを貼り付けて、GOPROは動画にして同時期録するようにして使ったが、画質の点で、オリンパスのTG2とあまり変わらないので、ワイドであるTGー2の方が良くて、一眼レフは陸上専用になっていた。 そのTG-2が沈没して、ニコンのAW130になり、なかなかタフなカメラで使えるので、それで間に合わせている。  もう一度、キヤノンEOSデジタルX を復活させられないだろうか。このカメラとハウジングを購入して、そのチューニングのことをブログに書いたのが、調べてみると2007年の11月である。10年経つと、旧式も旧式である。持っているのが恥ずかしくなる。 フイルム時代、古いニコノスを持っていても、恥ずかしいことは無かった。  2007年、そのとき同時にテスト比較したのがsea&seaのDX-1Gでこれは、コンデジをハウジングに入れて、ワイドアダプターレンズをつけたものった。これは、ニコノス20mmに近い。どちらもストロボを2灯つけてテストした。 キヤノンはワイド側で18mmであり、画角がせまいが、一眼レフのファインダーを覗いて、しっかりピントを合わせて撮れば良いのか、とデータ取りを熱心にやった。 使った結果だが、時に良い写真も撮れたが、総合的にはダメのカメラで、そのくせ、水没だけはした。水没はしたが、20万もして高かったのでハウジングがあきらめきれず、。オークションで代替えを買って現在は2台め、いや3台めだろう。つまり水没2回の名誉に輝いている。油断すると沈没する。二回目の沈没はこの西川名で、往路はなんとも無く、帰路、水没している事に気づいた。  もう一回だけ使ってみよう。イノンのストロボをつけたら、ちゃんと光った。現在、光量の大きいフィッシュアイのライトが故障中で、修理見積もりをもらったら高かったので、やすくならないのかと交渉したが、返事が来ない。おかしいと思ったら、Mailがとまっていた。 ストロボを使う気になったのは、大光量ライトが壊れたせいだ。  そして、自分の将来はもう無いことから、新しい機材はもう買わないことにして、現在あるもので、どのような撮影ができるかやってみることにしている。 世の中お金に不自由しない人も多い。また、プロで、どんなに高価なものでも買う人もいる。一時の自分がそうだった。しかし、大多数の人が、持っている機材でなにができるかを模索するのだろう。  準備したカメラは、キヤノンデジタルXとハウジング、イノンストロボ、イノンライト700ルーメン2灯、 ニコン クールピクス AW130、GOPRO2 SJ4000 SJ4000をキヤノンハウジングの上に付けた。SJは、モニターが付いているので、ファインダー代わりになるか? GOPRO2はマスクマウントで撮影することにした。
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 8時半に西川名に到着、10時の乗り合い船だから、9時半に準備を終えて集合冗談で、石川君にいう、新しいボートを作ってもウィークデイだったら、閑古鳥が鳴いているかと心配したけど、商売繁盛でいいね。今は夏のウィークディだが、冬のウィークディもあることを、知っている。僕たちも入れて、お客は15人?ほどか、スタッフが多い。外国人の、たぶん、フィリピンか?のダイブマスターを紹介された。僕の面倒を見てくれるらしい。握手した。 これまで西川名に来て、いつもお客を僕が世話をしていた。世話をされるお客になったこと、少しつらい。
 
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 船に乗り込み、セットしたタンクに背中を着ければ楽に背負える。みんなこの状態でまっている。楽だけれどこういうの僕の文化ではない。すぐにブイに到着する。サイドのデッキを下ろして、水面をロープで囲い、その中に飛び込むのは、前と同じだ。あまり流れもなく底も見えているので、そのまま潜降しようとしたら、ダイブマスターにつかまえられて、ロープに連れて行かれた。これが正しいのだ。みんながばらばらに潜ったら手が付けられない。、バラバラに潜るのを、ガイドが放置して事故が起こった例をシンポジュウムで発表した。 仕方なくロープにつかまったが、途中から、先だって底に着いて待つ形になってしまった。 かわいそうに緑は僕の重いカメラを持たされて、大事そうに抱えておりてきた。
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 コースはいつも通りに、V字谷に直行した。イサキのトルネードが見事だがキヤノンの18ミリでは中心部の一部切り取りになる。ファインダー代わりに見ているSJ4000は、見事なトルネードが写っている。 振り返って緑でも撮ろうかとカメラを向けると、あっちだと指さす。その瞬間を撮って、これはまあまあ気に入ったショットになった。その指さす方向にカメラを向けると大きなモロコ(マハタ)18mmでは、頭しか入らない。どうもおかしい。もしかして、ズームが動いてしまったのではないか、ギアは空回りしている。何時に出港とかせかされるとカメラのチェックが不備になる。
 
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 仕方がないから、それでも一眼のファインダーを形式的にのぞいて適当にシャッターを押す。 3mmのウエットスーツで24度は寒い。早めに引き返して、モロコ岩を覗。いつもの僕のパターンだ。もろこ岩から潜降ロープまでは10m程度だ。石川君が僕より前にでて、岩ノ下をライトでサーチしている。ダメだよ、そんなことをしたら魚が逃げてしまう。多分、彼は、ここにいた、と教えてくれようとしているのだろう。ぼくが一流のリサーチダイバーと言うことを忘れている。岩の下にはなにもいなかった。モロコ岩と言われるのは、モロコが隠れているからなのだが、このごろは、堂々と表に居て、かくれていないのかも知れない。イシダイが1尾逃げていった。
さてエキジットだが、タンクをはずしてもらってしまったので、あがりやすいかどうかよくわからないが、フィンが梯子にからむこともなく、手でつかまるところもカーブしていて、簀の子も海面と高さがおなじなので這い上がれる。タンクを着けていても上がれそうだ。及第点だろう。
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続く 次回は二回目の潜水と撮影の結果について。 

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