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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0526 スノーケリング

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スキンダイビング・セフティの初校が出て、なおすところが多い。多すぎる。スキンダイビング活動などについては、ほとんど書き直しに近い状態になってしまった。頭の中で考えていること、それをそのままストレートに筆に乗せたもの、そして印刷して校正、そして、公刊となると本当に言葉の隅々まで気になる。
 技術的な問題は無いのだが、ダイビングは、こうあるべきだという主張になると、書き直しが続く。
 まず問題は、スノーケリングとスキンダイビングの区別である。15年前、浦安運動公園の屋内多目的プールでスノーケリング講習を始めた時、迷いもなく、スノーケリングとはあまり無理をしないスキンダイビングで、潜って耳が痛くなる3mぐらいまでは潜水する。耳抜きも教えるから、5mぐらいまでは潜れて、水平に10mぐらいまで潜るスノーケリングだった。
 自分も常務理事として関わってきた社団法人社会スポーツセンターが、スノーケリングとは、フローティングジャケットを着けて、浮いて泳ぎ、沈まない、潜らない水面遊泳をスノーケリングと呼ぶとして、スノーケリング協会を作った。それ以前に社会スポーツセンターとして、僕の企画でスノーケリングセミナーをやっていたりして、スノーケリング協会の役職に着くような依頼も受けたが、自分としては、やはり無理の無いスキンダイビングがスノーケリングングなのでという考えを持っていたから受けられなかった。
 しかし、やはり小さい子供、小学生の海辺の活動は、安全が何よりも優先する。中学生、小学生、並びに同行する父兄はフローティングジャケットを着けさせた方が安全であることは間違いない。
 プールではスキンダイビングをやらせて、潜れるようになった状態で、海ではフローティングジャケットを着けさせるのが最も安全度が高い。
 海ではフローティングジャケットを着けることと指導しているが、子供はどうしても、深さ3mぐらいまでは自由に潜りたい。自由に潜れる子どもの倶楽部を作った。ただし、絶対的に、お父さんお母さん、もしくは祖父母とのバディを必須とした。最近の祖父母せだいは、よく泳ぐアスリートが少なくない。この倶楽部で毎月プールで練習をしていることを条件にして、一年に一度スノーケリング遠足をした。3年ほど続き、沖縄の慶良間と千葉県の坂田へのツアーをして、好評だったが、親が常に子供の練習についてくるのは無理、そして、子供も塾もあるし、サッカークラブもある。それが優先であり、やめることにした。いつも来てくれていた緑ちゃんは、大学生になり、毎年GWには一緒に、今はスクーバダイビングをやっているが、フリッパークラブの成果はそんなものだ。
 しかし、スノーケリング教室の方は、毎年続いていて、親子のバディに固執している。


 今年も、先週の火曜日から、夜の1900-2100まで、事実上は2030までの講習会が始まった。人気があって30名の定員は埋まっている。夏休みに海に行く前の練習になる。そして、プールでは潜り、海ではフローティングシャケットで浮く。安全度が高いと思う。
年齢組成は6歳が2名、8歳が7名でもちろんお父さん、お母さんとのバディ、70歳が1名、67歳が1名、ほんとうに生涯スポーツと言える。なお、20代は一人もいなかった。子供とバディのお母さんは30代の人も居る。生涯スポーツとしての年齢組成の傾向である。
プログラムどおりに、まず最初の一日目は、水平に浮く練習。水平に、5分浮いていられて、その間に立ち上がらなければ、これができれば、事実上スノーケリングはできる。しかし、なかなかできない。泳ぐほうが楽で、静止すると沈んでしまう。
二日目、今日は、バディを緊密に組んで、プールをまわるように泳ぐ。これをラウンドとよんでいるが、これを30分、次にはプールの長辺、このプールでは22mを泳ぐ、最初は微速で、次に、普通の速さで、最後には現時点でのトップスピードで泳いでもらう。早く泳ぐ方が身体が安定する。

やはり6歳の子は無理で、8歳の子にはついて行かれない。別にどうしても上手にする必要もないので、水に慣れれば良いだけ、そして、これでは海に連れて行って、フローティングベストを着けなければとても危ないということが、わかってもらえれば良い。
そして、マスククリアーの練習に入る。だれでもマスクの中に水を入れるのは嫌だから、たいていのスノーケリング講習会ではこれをやらない。フローティングジャケットをつけていれば、水中でマスククリアーをする必要も無いのだが、波をかぶってマスクに水が入った時に慌てないように、そして水に慣れること。

2時間ずつ4回だが、これで2回半分、6歳の子を除いては、普通に泳げる用になってきた。


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