昨日、第13回、日本水中科学協会 水中活動シンポジウムを終えた。その反省と覚書き
第13回 JAUSシンポジウム 3月17日 日曜
第一部 講演
サウンドスケープ 楯慎一郎 全国水産技術協会
魚の話し合う声、叫び声で、海の中は騒がしい。ダイバーの耳に聞こえないだけです。
すばらしい講演、話 だった。
自分たちのチーム 日本水中科学協会もこのサウンドスケーププロジェクトに加わり、ほぼ同じことをしている。
機材の開発、も同じ苦労というか、努力を自分たちもやり、一歩を先んじた部分もあると思っているが、その、まとめ方、報告のデータ化について、楯君はすぐれていて、これぞ、サイエンス・ダイビングといえる話だった。
魚の鳴き声、話し声、叫び声も、存分に見せてくれ、聞かせてくれた。臨場感があった。
一部、画像の出し方放映がスムースにいかなくなった。トータルして、これまでにない、良い講演だった。
第二部 活動報告
1400 種市高校訪問記 須賀次郎 10分
自分でパワポを操作し、自分でパワポの中のビデオをオンオフさせて、話をうまくまとめたかった。自宅で練習して、うまくできた。
しかし、操作に自信がない。結局、セットPCから出してもらって無事終えた。納得はできなかったが。
1420 種市高校でのプライマリーコース 久保彰良
これは、映像の出しに完全に失敗し、せっかく作った映像なのだが、久保さんは、映像とは無関係に無難に話をまとめた。
1430 種市高校の潜水教育 下川顕太郎 種市高校教諭
遠く、岩手県種市からの登壇なので心配したが、これが一番うまく映像が出た。プールでのヘルメット練習の映像もよかった。
ホース、潜水服などの機材の説明もよかった。
トータルして、種市高校の紹介は成功で、種市高校の全貌がわかった。ただ、心配なのは、海洋開発科の人数の減少で、職業潜水士になる若者が稀少になってしまうことだ。
1510 サイエンス・ダイビング出版予告 須賀次郎 5分
この発表の準備で、ようやく、この本執筆のコンセプトがかたまった。発表で踏ん切りがついたということだ。なんとか、秋までに作り上げ、出版して、来期のシンポジウムの第二部のテーマにしよう。
1515 お台場2023 山本徹 10分
東京湾大感謝祭での発表とほぼ同じだから、お台場の水中、全貌を見られた。
第三部 学生ダイバーの活動 2023
1600 東大海洋調査探検部 深谷真央 20分
小田原市根府川における魚類調査
学生のサイエンス・ダイビングの発表であり、うまくまとめていた。
1623 東京海洋大学潜水部 入来院祥子 10分
ウエアラブルカメラを使ったライン調査
1633 学習院大学ダイビング部
1641 中央大学 藤島靖久 OB会会長
1650 法政大学アクアダイビングクラブ
芝浦工大
このあたりまで、第三部は順調だったが、芝浦工大が出席できずに、録画したパワポでの発表になったが、これが、暗礁で、乗り上げて難破してしまった。映像が動かないのだ。後で聞いたところでは、サイズがズームのソフトに合わないほど、重かったからだという。
1705 関東学生潜水連盟
樋口喜一 法政アクア OB会会長
を先行させ、
芝浦工大を最後に持ってきて、
潮美司会のパネリストの質疑があり、なんとか乗り切った。
学生のダイビング部活動は、東京海洋大学潜水部、創始のOBであり、僕のライフワークの一つであるが、潮美は法政アクアのOBであり、別の視点からの想いがあるだろう。
学生の部をまとめると
樋口君の孤軍奮闘があり、関東学生潜水連盟が復活の兆しをみせてきた。
東大 海洋調査探検部は別の形であり、海洋大学潜水部は、その間に浮遊している。海洋大学が学校の授業として、水中調査を教えることが無くなり、今後も復活することはないので、それに代わる形を期待しているのだが。
応援している大学部活の現状をみることができた。
全体をまとめて言うと
シンポジウムをその実行も含めて、自分たち日本水中科学協会の勉強会であると位置づければ、大成功であり、自分が得るところが大きかった。
ぶっつけ本番のテレビ番組中継的にみると失態であり、スポンサー、プロデューサーに謝りに行かなくてはいけない。
僕ら、日本水中科学協会の支柱であり、親友以上の存在であった白井常雄が、3月9日に亡くなってしまい、14日、お通夜だった。
シンポジウムでも、久保彰良、僕・須賀が追悼の言葉を終わりに述べた。
この「白井常雄メモリアル」のパワーポイントの処理だけは、うまくできた。
★★★★